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子どもたちの笑顔がはじける!保育園の夏祭りを成功させるアイデア&準備ガイド

保育園の夏祭りとは?


夏祭りを開催する目的

夏の風物詩である「夏祭り」は、保育園でも恒例行事として多くの園で行われています。
子どもたちに季節の行事を体験させることで、日本の伝統文化に触れ、協調性や社会性を育む大切な学びの場となります。
また、保護者や地域とのつながりを深める貴重な機会でもあります。

園児にとっての夏祭りの魅力とは

子どもたちにとって、夏祭りは普段と違う「特別な日」。
浴衣や甚平を着て、ヨーヨー釣りや屋台ごっこを楽しむ中で、自分で選ぶ力やお友達との関わり方を自然と身につけていきます。
ワクワクする非日常の中で、たくさんの笑顔と成長が生まれるのです。


夏祭りの企画アイデア集

定番!模擬店やゲームコーナー

夏祭りと言えば、やっぱり模擬店やゲームコーナーが大人気!

  • ヨーヨー釣り:小さな子も楽しめるように、釣り針を柔らかい素材で工夫すると◎

  • スーパーボールすくい:乳児は手ですくうスタイルでも楽しめます

  • わなげ・ボーリング:ペットボトルや牛乳パックで手作りして、園らしい温かみを

店員さん役を子どもたちに任せる「ごっこ遊び」形式も、想像力や社会性を育てるのにぴったりです。

年齢別に楽しめる出し物の工夫

年齢に応じた遊びの設定も大切です。

  • 0〜1歳児:感触遊び(風船・水風船・布のおもちゃ)など安心して遊べる環境を

  • 2〜3歳児:スタンプラリー形式にすることで「全部やってみたい!」という好奇心を刺激

  • 4〜5歳児:「おみこしごっこ」「うちわづくり」などの製作遊びやステージ発表もおすすめ

子どもたちの発達に合わせたブース作りで、どの年齢でも主役になれる工夫がポイントです。

保護者参加型イベントで一体感を

親子で楽しむ時間を設けると、園と保護者の信頼関係がより深まります。

  • 親子で盆踊り:練習の様子を動画にして配信するのも◎

  • ビンゴ大会:景品は子どもが喜ぶ文具やシールなど

  • 親子フォトラリー:園内に写真スポットを設けてスタンプ形式にするのも楽しい工夫

一緒に体験を共有することで、子どもたちの記憶にも強く残るイベントになります。


準備の進め方と当日の運営ポイント

引用:https://d36atwftrcmaqv.cloudfront.net/GKS_0724.JPG

スケジュール管理と役割分担

夏祭りを成功させるには、1か月以上前からの準備が理想です。

  • 準備スタート:4週間前
    ・企画会議/予算決定/担当分担

  • 中盤:2週間前
    ・模擬店の試作・衣装づくり/保護者配布資料の準備

  • 直前:1週間前〜当日
    ・全体リハーサル/飾り付け/安全対策チェック

分担表やスケジュールボードを活用して、見える化しておくとチームの連携がスムーズになります。

手作り装飾で園全体をお祭りムードに

子どもたちと一緒に作った装飾は、空間に温かみと賑やかさを加えます。

  • 折り紙提灯・うちわ・風鈴づくり

  • のれんや屋台看板は段ボールで手作り

  • テーマカラー(赤・青・白など)を決めると統一感アップ

保護者のお迎え時間に一緒に飾り付けをするのも、参加意識を高める一案です。

安全対策とトラブル防止の工夫

どんなに楽しい行事も、安全が確保されてこそ。

  • 熱中症対策:休憩所の設置/ミストシャワーや扇風機の活用

  • けが・事故防止:角のない遊具/救急セットの常備

  • 緊急時対応マニュアル:保護者連絡一覧や連絡カードを携帯

当日の朝に全スタッフで「リスクチェック」を行い、予想されるトラブルに備えましょう。


夏祭りをより特別にするアイデア


浴衣・甚平で気分アップ

園児たちにとって浴衣や甚平を着るだけでも大きなワクワク体験に!

  • 着崩れが心配な場合は、短時間だけの着用に

  • 「園で着替える or 登園時から着用」は事前に確認

  • 園指定のオリジナルバンダナを取り入れてもかわいいです

写真にもよく映え、保護者の満足度も高まります。

フォトブースで思い出を形に

思い出作りに欠かせないのが、フォトブース。

  • 背景:夏の風景/金魚すくい/屋台の看板風

  • 小道具:うちわ・はっぴ・お面・スーパーボールのカゴ

  • 名前入りの撮影プレートを用意しておけば、後日配布も喜ばれます

SNSや園の連絡アプリでシェアできるよう、デジタル配信も視野に入れましょう。

絵本や手遊びを取り入れた演出

にぎやかな遊びの合間に、静かなひとときを。

  • 絵本:『なつのおとずれ』『たなばたバス』『おまつりのばん』など

  • 手遊び歌:「バナナくん体操」「たなばたさま」「おまつりドンドン」など

視覚と聴覚から季節を感じられるようにすると、心に残る演出になります。


まとめ|夏祭りで育まれる“心の成長”

保育園の夏祭りは、ただの行事ではなく、子どもたちの心の成長を支える大切な時間です。
遊びの中に「考える」「関わる」「感じる」学びが詰まっていて、子どもたちはその体験を通して、確実に大きく成長していきます。

保護者や地域とのつながりを大切にしながら、子どもたちの「今しかない季節」を、楽しく・安全に・思い出深く彩っていきましょう。