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「暑い夏も快適&清潔に!保育士の夏の服装ガイド」

夏の保育現場で求められる服装とは?

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保育士の仕事は、子どもたちと一緒に動き回ることが多く、体力も使うハードな業務。そのうえ、夏は高温多湿の中での保育になるため、「快適さ」「清潔感」「動きやすさ」が服装選びの重要なポイントになります。
特に乳幼児を抱っこしたり、しゃがんでオムツを替えたり、外で遊ぶことも日常の一部。汗をかいても不快にならず、汚れてもすぐに着替えられるような服装が理想です。
以下では、夏の保育に適した服装の条件について詳しく見ていきましょう。

動きやすさと安全性が第一
保育士の服装で最も大切なのは、子どもと一緒に安心して動けること。Tシャツやポロシャツなど、伸縮性のある素材や通気性のよい服は、汗をかいてもムレにくく、快適さを保てます。
また、スカートや裾の広がった服は子どもが引っかかったり、思わぬ事故につながることもあるため、動きやすいパンツスタイルがおすすめです。

子どもから見た“親しみやすさ”も大切に
服装は、保育士と子どもとの信頼関係にも影響します。あまりにビジネスライクで堅い印象の服よりも、やわらかい色合いやイラスト入りのエプロンなど、親しみを感じられる服装が子どもたちにとっては安心材料になります。
ただし、派手すぎるデザインやブランドロゴが目立つものは園の方針によってはNGとされることもあるため、園の雰囲気に合ったデザイン選びが重要です。

汗・汚れ・着替え対応など夏ならではの視点
夏の保育では、汗・泥汚れ・食べこぼしなど、服が汚れる機会が増えます。そのため、速乾性・耐久性に優れた素材の服を選ぶことがポイント。
また、汗をかいた後にそのままでいると冷房で体が冷えたり、肌トラブルの原因になることもあるため、こまめに着替えられるよう替えの服をロッカーに常備しておくと安心です。

 

保育士の夏の服装|選ばれるアイテム例

夏の保育現場では、「動きやすさ・通気性・清潔感」を満たす服装が求められます。ここでは、現役保育士の間でも人気の高いアイテムを中心に、機能性と印象の両方を兼ね備えたおすすめスタイルをご紹介します。

人気の夏用エプロンと選び方のポイント
エプロンは、保育士の「制服」ともいえる存在。夏は汗をかきやすいため、薄手で速乾性のある素材(ポリエステルやメッシュ)が人気です。
選び方のポイント:

  • 通気性が高く、軽い素材
  • ポケット付きで実用性があるもの
  • 子どもに親しみやすいカラーやキャラクター柄
  • 洗濯に強く、シワになりにくいタイプ

また、肩からズレにくい“かぶりタイプ”や“肩ボタン”付きエプロンは、活動中にずり落ちにくく、快適に過ごせます。

Tシャツ・ポロシャツの素材とカラー選び
夏場のトップスは、吸汗速乾性の高いTシャツやポロシャツが定番。特に、ポリエステル混紡素材のドライTシャツは、汗をかいてもベタつきにくく、速乾性があるため保育現場でも重宝されます。
色選びのポイント:

  • 白やパステル系の明るい色合いは涼しげで清潔感を演出
  • 黒や濃い色は汗ジミが目立ちにくいが、熱がこもる可能性も
  • 園の雰囲気に合わせた落ち着いたトーンを選ぶと◎

ワンポイントの刺繍やキャラクター入りも、子どもたちとの会話のきっかけになることがあります。

ボトムスは“動きやすさ×見た目”の両立が鍵
しゃがむ・抱き上げる・走るなど、保育士の動作は多彩。夏のボトムスには、ストレッチの効いたパンツや通気性のよいガウチョ・ワイドパンツなどが人気です。
おすすめ素材:

  • ストレッチコットン
  • ドライ機能付きのスポーツ系パンツ
  • 麻やリネン風の軽やかな素材

見た目の清潔感や体型カバーも重視しつつ、動きやすく、肌に張りつかない快適なシルエットを選ぶのがポイントです。

 

服装で注意したいNG例とマナー

保育園での服装は、「自分が快適であること」だけでなく、「子どもたちの安全」や「保護者からの印象」にも配慮が必要です。暑いからといって、あまりにカジュアルすぎる・露出が多いといった服装はNGとされる場合があります。
園の方針や保護者の目線も考慮しながら、適切なマナーを守った服装を心がけましょう。

露出が多すぎる服・派手すぎるデザインは避ける
夏はどうしても涼しさを求めがちですが、ノースリーブ・ショートパンツ・胸元が大きく開いた服装などは、保育の現場では不適切とされることが多いです。
また、以下のような服装も注意が必要です:

  • ラメやスパンコールが多い服
  • ブランドロゴや英語のプリントが強調されたデザイン
  • 派手なネイル・香水・アクセサリー

こうした服装は、園の保護者や同僚から「保育者としてふさわしくない」という印象を与える可能性があるため注意しましょう。

園の方針や行事に合わせた柔軟な対応が必要
服装ルールは園によって異なります。私服OKの園もあれば、指定のエプロンや色の制限がある園も存在します。夏祭りやお泊まり保育などの行事時には、動きやすさだけでなく園全体の雰囲気や統一感も重視されます。
そのため、

  • 入職時や年度初めに服装ルールを必ず確認
  • 行事前には事前に主任や同僚と服装を相談
  • 園内掲示物や年間予定に合わせた色味を選ぶ工夫

など、柔軟に対応することが求められます。

足元や髪型も「清潔感」と「安全」を意識
見落としがちなのが、足元と髪型です。
足元のポイント:

  • サンダルやミュールはNG
  • スニーカーやナースシューズなど、滑りにくくて足を守れるものを選ぶ

髪型のポイント:

  • 長い髪はまとめておく
  • 前髪や顔まわりの毛が垂れないように工夫
  • 装飾の多いヘアアクセサリーは避ける

これらも、子どもとの関わりの中で“事故を防ぎ、信頼感を与える”ための大切なマナーです。

 

夏を快適に乗り切る服装ケアの工夫

猛暑の中でも笑顔で子どもたちと向き合うためには、服装だけでなく「体のケア」や「快適さを保つための工夫」も欠かせません。ここでは、保育士たちが実践していた、夏を乗り切るためのリアルな対策をご紹介します。

汗対策・着替え・通気性のあるインナー活用法
夏場は汗を大量にかくため、服の下に吸汗速乾インナーを着ることで、ベタつきや不快感を軽減できます。特に「メッシュタイプ」「汗取りパッド付き」などのインナーは、1日中快適に過ごせるアイテムです。
現場での工夫ポイント:

  • 替えのインナーやTシャツをロッカーに常備
  • タオルや汗拭きシートを使ってこまめにリフレッシュ
  • 汗のニオイ対策には、衣類用消臭スプレーも便利

汗をかいたまま冷房の効いた部屋で過ごすと、風邪や肌荒れの原因にもなるため、「こまめに着替える」習慣も大切です。

紫外線・冷房対策におすすめのアイテム
外遊びや散歩が多い保育士にとって、紫外線対策は肌トラブルや体調管理の面でも重要です。
おすすめのアイテム:

  • UVカットパーカーやアームカバー
  • 帽子は通気性がよく、視界を妨げないもの
  • 日焼け止めは無香料タイプで肌にやさしいものを選ぶ

一方で室内では、冷房による冷えに注意が必要です。冷え対策には以下のような工夫が効果的です:

  • レギンスや薄手の腹巻きで冷えすぎを防ぐ
  • 足元が冷えやすい場合は、靴下やスリッパで調整

まとめ買い・プチプラ活用でコスパ重視も◎
夏は洗い替えも多く必要なため、コストパフォーマンスも重視した服選びが賢明です。
こんな工夫が人気:

  • 通販や業務用ショップでまとめ買いしてストック
  • ユニクロ・GU・ワークマンなどの機能性アイテムを活用
  • セール時期を狙って、翌年用もまとめて購入

安くても「動きやすい・乾きやすい・汚れが落ちやすい」といった保育に適した服なら、毎日の業務も気持ちよくこなせます。

 

まとめ|快適な服装で夏の保育も笑顔で乗り切ろう

夏の保育現場は、暑さ・汗・活動量の多さなど、体力的にも負担の大きい季節です。そんな中でも子どもたちに安心感を与え、笑顔で過ごすためには、「動きやすさ」「通気性」「清潔感」を意識した服装選びが欠かせません。
また、服装だけでなく、汗や紫外線への対策、着替えやインナーの工夫も日々の快適さを大きく左右します。園の方針や保護者の視点を意識しつつ、自分らしいスタイルで過ごせるとよいですね。

暑い夏も、心地よい服装とちょっとした工夫で、子どもたちとの時間をより豊かにしていきましょう。