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保育士に必要なピアノのレベルは?上達の方法のコツなどを解説します!

保育士と言えば必ずある程度『ピアノ』を弾けなければならない…というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。確かに、保育士資格が取れる学校では『ピアノ』は必須受講単位です。

単位をとるために試験もあります。ですが、学校に入ってから初めてピアノを触るという人もいるのです。なので、ピアノが得意な人しか保育士になれないということはありません。また、保育園によってもピアノの重視度は異なります。全くピアノの能力を求めない園もあるのですよ。

 

ピアノが苦手!保育士資格は取得できるの?

現役の保育士さんでも、「ピアノが苦手」と言っている保育士さんはたくさんいるのです。今回は、保育士に必要なピアノのレベルや、上達のコツなど、『ピアノ』に関することを解説していきます!

 

保育士に必要なピアノのレベルは?上達の方法のコツなどを解説します!

保育士のピアノレベル:伴奏ができればOK

まず、必要なスキルは『弾き歌い』と言われる子どもたちが歌ううたの伴奏をしながら歌詞を歌うことです。実際は、『子どもの歌の店舗に合わせる』ことも必須になってきます。伴奏+子どもに合わせるとなると無理かも…と感じる方も多いですよね。

“子どもが歌える”ということが目的ですから、両手で弾くことが難しいと感じるのであれば、最初は右手だけでメロディーを弾くという形でも良いのです。左手は、楽譜に書いてある音を少なくして最低限の音符を弾くという手段もあります。また、楽譜によって同じ曲でも伴奏によって難易度が大きく変わりますので、自分のピアノレベルに合った楽譜を見つけるということも大切です。最近の楽譜は、「ド」「ソ」など、最初から音階がふってあるものもありますよ!

 

 

ピアノを弾けない!そんな保育学生の練習ポイント

どうしてもピアノに対して苦手意識が消えない方や、人前でピアノを弾くと緊張してしまう方もいますよね。ピアノが苦手な保育学生の方に練習のポイントをいくつかお伝えします!

保育士に必要なピアノのレベルは?上達の方法のコツなどを解説します!

①子ども用の教本の活用

先述しましたが、最近は最初から音階がふってある楽譜もあります。また、子ども用の楽譜では、左手で弾く音が少なかったり、シャープやフラットが少なく変調されていたり『弾きやすい譜面』になっているものも存在します。ピアノに沢山触れて慣れることが上達への第一歩ですので、自分が『これなら弾けそう!』と感じる楽譜に出会うとピアノに対する意識も変わってくるのではないかと思います。

 

②片手ずつ練習してみる

「左手と右手を同時に動かすことさえも難しいのに、別々に動きをするなんて無理!」と感じている方も多いのではないでしょうか?左手に気をとられると右手が動かなくなったり、片方間違えるとパニックになって止まってしまったりすること、ありますよね。最初から両手で弾けなくて良いのです。片手ずつ弾いて「指を慣らす」ということが大切ですよ。何度も同じ部分を練習していると、指の位置がなんとなく分かるようになってきます。片手ずつ何度も同じ部分を練習していき、指の位置を覚えるようにしていくと良いですね。地道ですが、『片手ずつ区切って練習する』と、必ず上達すると思います!

 

ゆっくりのテンポの曲から始める

童謡だと、「チューリップ」や「ぞうさん」などゆったりしたテンポの曲から練習を始めるといいでしょう。テンポの速い曲は、右手のメロディの部分の音符がどうしても多くなってしまいます。

ゆっくりしたテンポの、歌詞が少ない曲の練習から始めると弾きやすいと思いますよ。

 

自分の動画を撮ってみてみよう!

自分が弾いているところを動画で撮影し、客観的に見てみることも上達法の一つです。何度か撮影していると、同じ部分で止まったり、苦手としている部分が見えてくると思います。苦手な部分を区切って集中的に練習するなど、効率的な練習方法に気が付くかもしれません。

 

好きな曲で練習してたのしもう!

何よりもまずは、ピアノにたくさん触れることが大切です。どんな曲か分からないものを練習するよりも、耳馴染みのある曲を練習する方が「やってみようかな」という気持ちになりますよね?現場でも、保育士が「楽しんでいる姿」を見せることが子どもたちにとっても良い影響を与えます。ですので、興味のあるところから始めてみましょう。好きな曲が弾けるようになると達成感も楽しさも倍増すると思います。ぜひ、好きな曲の楽譜を手に入れて練習を始めてみて下さいね。

 

 

どうしてもピアノが弾けない場合はどうする?

それでも「どうしてもピアノが苦手で人前で弾けない…」と言う方もいらっしゃると思います。ですが、ピアノが弾けないだけで保育士という職を諦めることは本当にもったいないです!!!保育士の仕事はピアノが全てではありません。では、ピアノが弾けない・ピアノを弾きたくないけど保育士になりたい場合はどうしたら良いでしょう?

保育士に必要なピアノのレベルは?上達の方法のコツなどを解説します!

ピアノが弾けなくてもよい園で働くことも検討しよう!

先述しましたが、ピアノの成熟度を全く重視していない園や、ピアノを使わずにCD音源を使う園もあります。学部の先生方はピアノを弾かなくてよい園の情報を知っている可能性がありますので、相談してみましょう。また、求人表にも「ピアノレベル」が記載されている園もあると思いますので、確認してみましょう。

 

 

まとめ:まずはピアノを弾くことを楽しんでみよう!!

保育士に必要なピアノのレベルは?上達の方法のコツなどを解説します!

いかがでしたか?保育士はピアノが得意な人しかなれないというイメージは払拭されたのではないでしょうか。ピアノは得意だけど、製作は苦手という保育士もいれば、ピアノは苦手だけど製作や裁縫は大得意!という保育士もいます。職員の先生たちは、苦手なものを補い合いながら過ごしているので、苦手な場合は素直に伝えてみることも大切ですよ。また、苦手だから全くピアノに触らないのではなく、好きな歌のメロディーだけ(右手だけ)から練習を始めてみたり、簡単な楽譜を探してみたりして、『ピアノに楽しく向き合える環境』を作っていくと良いのではないかと思います。ぜひ、参考にしてみて下さいね。