1月はお正月や冬ならではの行事があり、保育園の製作活動に季節感を取り入れやすい時期です。一方で、年明けは子どもたちの生活リズムがまだ安定しきらず、活動内容に悩む保育士さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、「保育園 1月 製作」をテーマに、年齢別・行事別に取り入れやすい製作アイデアをまとめました。
忙しい保育現場でも無理なく実践できるよう、簡単・安全・子どもが主体になれる製作を中心に紹介します。
保育園の1月製作のねらいとは?

お正月・冬ならではの季節感を味わう
1月は「お正月」「冬」「雪」など、子どもたちにとって新鮮なテーマが多い時期です。製作を通して、行事や季節の変化に自然と触れることで、季節感を感じる力を育てることができます。難しい説明をしなくても、色や形、素材を通して伝えられるのが製作の良さです。
手先の発達・表現力を育てる
のりを使う、貼る、描く、スタンプを押すなど、製作活動は手指の発達を促します。また、「どんな顔にしよう」「どんな色にしよう」と考える過程が、表現力や想像力を育てます。
新年のスタートを前向きな気持ちで迎える
年明けは環境の変化に戸惑う子もいます。製作活動を通して「できた」「楽しい」という気持ちを積み重ねることで、新しい一年を前向きにスタートするきっかけにもなります。
年齢別|保育園の1月製作アイデア
0歳児〜1歳児|感触・色を楽しむ簡単製作

この時期は「作る」ことよりも、素材や感触を楽しむことが大切です。
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お正月カラー(赤・白)を使った指スタンプ
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大きなだるまの台紙にシール貼り
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ビニール袋に綿や花紙を入れた「雪あそび風」製作
誤飲防止のため、素材は必ず大きめサイズを選び、保育士がそばで見守りながら行いましょう。
2歳児|「やってみたい!」が増える1月製作

2歳児は自分でやりたい気持ちが強くなります。
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だるまの顔描き(クレヨン1色からスタート)
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手形で作るお正月飾り
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雪だるまの簡単貼り絵
完成度よりも、「自分でやった」という経験を大切にしましょう。
3歳児|イメージを形にする製作あそび

少しずつイメージを形にできるようになります。
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紙皿や画用紙で作るこま
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ししまいの顔製作
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雪だるまの表情アレンジ
色や配置を自分で選べる工程を入れることで、個性が光る作品になります。
4歳児|行事理解が深まる1月製作

行事への理解が深まる年齢です。
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お正月リース
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羽子板風アート
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冬の風景画(雪・木・動物)
製作前に「お正月ってどんな行事?」と簡単に話をすることで、理解が深まります。
5歳児|表現力を活かした本格製作

5歳児は工程を理解し、見通しをもって取り組めます。
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干支(十二支)製作
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紙粘土や立体素材を使っただるま
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クラスみんなで作る冬の共同製作
「どう作る?」と子どもたちに問いかけることで、考える力も育ちます。
行事別|1月におすすめの製作テーマ

お正月製作
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だるま
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こま
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ししまい
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門松(簡易版)
伝統行事を、子ども向けにアレンジして取り入れるのがおすすめです。
冬・雪をテーマにした製作
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雪だるま
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手袋・マフラー
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ペンギン・しろくま
寒い時期でも、室内で冬を感じられます。
干支・十二支製作
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その年の干支をモチーフに
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壁面飾りや持ち帰り製作に最適
毎年使えるテーマなので、年間計画にも組み込みやすいです。
保育園の1月製作で気をつけたいポイント

寒い時期ならではの安全面
暖房を使う時期は換気も必要です。製作中は室温や服装にも配慮しましょう。また、のりや絵の具使用後の手洗いも丁寧に行います。
年明けの子どもの様子に合わせる
生活リズムが戻りきらない子もいます。無理に完成を目指さず、途中で終わってもOKという気持ちで取り組みましょう。
忙しい保育士さん向け|1月製作をスムーズに進めるコツ

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型紙は毎年使い回す
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工程はできるだけ少なくする
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壁面用と持ち帰り用を分けて考える
「頑張りすぎない」ことが、継続のポイントです。
まとめ|保育園の1月製作は「楽しく・無理なく」
保育園の1月製作は、お正月や冬の雰囲気を楽しみながら、子どもたちの成長を感じられる活動です。
クラスの様子や発達段階に合わせて、無理なく取り入れることで、保育士さん自身の負担も減ります。
ぜひ今年の1月製作に、今回のアイデアを役立ててみてください。