運動会のスローガンって本当に必要?

スローガンが子どもたちに与える影響
保育園の運動会は、子どもたちが一年の成長を見せる大きなイベントの一つです。そんな大切な行事に「スローガン」を設けると、子どもたちの気持ちがぐっとひとつにまとまります。
スローガンはただの言葉ではなく、“がんばる気持ちを後押しする魔法のフレーズ”。子どもたちにとって覚えやすく、心に残るスローガンは、運動会に向けた意識を高めるきっかけにもなります。
保護者や職員のモチベーションを高める効果
保護者にとっても、子どもたちが掲げるスローガンは感動を誘う要素の一つ。プログラムや掲示物に記載されたスローガンを目にするだけで、運動会の雰囲気が伝わってきます。
また、職員にとっても「今年のスローガン」があることで、行事の方向性が明確になり、クラス内での活動や制作にも一貫性が生まれます。
スローガンが行事のテーマや雰囲気をつくる
「がんばる姿を見てほしい」「楽しさを伝えたい」「みんなの絆を深めたい」——。スローガンには、そんな願いが込められています。言葉の力は大きく、スローガンひとつで運動会全体の雰囲気ががらっと変わります。
だからこそ、保育園のスローガン選びはとても大切な準備の一つです。
スローガンを考えるときのポイント

年齢に合わせたわかりやすさが大切
保育園の子どもたちは、まだ文字の読み書きが十分でない年齢です。そのため、スローガンは短く、耳で聞いてわかる言葉選びがポイント。
「がんばるぞ!」「いちばんになる!」のように、シンプルで伝わりやすいフレーズが好まれます。
行事のテーマや目標にリンクさせる
運動会のテーマが「チャレンジ」「協力」「笑顔」などであれば、そのテーマに合ったスローガンを選ぶことで、活動がブレずにまとまりやすくなります。
例えば「チャレンジ」がテーマなら、「あきらめないぞ!チャレンジパワー☆」など、内容とリンクさせた言葉が効果的です。
ポジティブで覚えやすい言葉を選ぼう
スローガンは、前向きな気持ちを引き出す“合言葉”のような存在。否定的な言葉や難しい表現は避け、元気・勇気・笑顔といったポジティブな言葉を中心に組み立てると◎。
リズム感のある言い回しや、繰り返しのある表現は子どもたちの記憶にも残りやすいです。
子どもたちの言葉からヒントをもらう方法
子どもたちとの何気ない会話や、日々の取り組みの中に、スローガンのヒントが隠れていることもあります。
「はしれた!」「たのしい!」「ぜったいまけない!」など、子どもたち自身の口から出る言葉には力があります。その言葉を活かして、クラスごとにオリジナルスローガンを作るのも素敵ですね。
保育園向け!運動会スローガン40選【テーマ別】

以下に、運動会にぴったりな保育園向けスローガン40選を「テーマ別」にご紹介します。年齢や園の雰囲気に合わせて、ぴったりの一言を探してみてください。
がんばる姿を応援するスローガン例(10選)
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最後まであきらめない!みんなが主役☆
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ゴールまでまっしぐら!全力パワーで走りきれ!
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ちいさな体におおきな勇気!
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できた!がいっぱいの運動会
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がんばるキミがいちばんかっこいい!
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スタートからゴールまでドキドキわくわく☆
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チャレンジ!にじのかけ橋をこえてゆけ!
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まけない心でゴールをめざせ!
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本気のえがおでファイトだピョン!
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つよいきもちでがんばるぞ!
チームワークや友情を伝えるスローガン例(10選)
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心をひとつに!みんなで勝つぞ!
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なかまといっしょに力いっぱい!
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ゆうきをつなげ!バトンにこめて!
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つないだ手にパワーをこめて!
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ひとりじゃない!みんながいるからできる!
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えがおときもちでつながるチーム☆
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ともだちパワーでがんばるぞ!
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はしれ!つなげ!ともだちパワー!
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いっしょに笑って、いっしょに走ろう!
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チームみんなで金メダル!
楽しさ・笑顔を大切にするスローガン例(10選)
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げんき・ゆうき・えがお100%!
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にこにこパワーで大ジャンプ!
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たのしんだもん勝ち☆うんどうかい!
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きょうはみんながヒーローだ!
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わらって走って大さわぎ♪
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ドキドキワクワク☆キラキラの一日!
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スマイル満開!はじけろ運動会!
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よーいドン!でしあわせスタート♪
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キラキラひかる みんなのがんばり☆
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うんどうかいは たのしむもの!
オリジナリティ重視!ちょっとユニークな例(10選)
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スポーツだって えがおが一番!
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負けても勝っても みんな天才☆
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ドキドキワールドへしゅっぱーつ!
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はしれ!わらえ!ころんでもOK!
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がんばりすぎちゃってごめんね♡
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赤も白も金メダル!
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今日だけは運動の天才!
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よーいドン!でヒーロータイム!
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おひさまニコニコ☆みんなでダッシュ!
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こけてもイイネ!立ち上がれば100点☆
実際に取り入れるには?スローガン活用アイデア

運動会プログラムや横断幕に
運動会のパンフレットやプログラムの表紙にスローガンを記載すれば、保護者の目にも止まり、行事全体の一体感を演出できます。横断幕に大きく書くことで、視覚的にも印象的な演出に。
子どもたちと一緒に唱和する朝の会
行事に向けてのカウントダウンが始まる時期から、毎朝みんなでスローガンを声に出して唱えるのもおすすめです。子どもたちの気持ちが盛り上がり、自然と覚えていきます。
保護者へのお知らせやお便りにも掲載
月のおたよりや、運動会のお知らせプリントにもスローガンを入れておくと、家庭でも子どもたちと話題にしやすくなります。「こんな気持ちでがんばってるんだね」と保護者との共有にも◎。
クラスでスローガンをアレンジして活動に活かす
クラスごとにスローガンを子どもたちと一緒に決めたり、ポスターや制作活動に取り入れたりすることで、子どもたちの主体性も育ちます。スローガンに合わせた応援グッズやTシャツなどの制作も人気です。
まとめ|スローガンで運動会がもっと一つに!
心に残る言葉が育む、子どもたちの成長
スローガンは、ただの「キャッチコピー」ではありません。先生の願いや子どもたちの思い、みんなの成長の証がぎゅっと詰まった大切な言葉です。
短くても、心に残る一言が、子どもたちに大きな自信と勇気を与えてくれます。
先生の思いが伝わるスローガンで感動の一日を
運動会は、保育士にとっても感動の瞬間が多い行事。だからこそ、その中心にある「スローガン」には、想いを込めたいもの。
ぜひ、今回紹介した40のスローガンや考え方を参考に、園のカラーにぴったりの一言を見つけてくださいね。