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保育園・幼稚園で楽しむ!「ハロウィン製作」アイデア15選|年齢別&簡単アレンジも紹介

秋の一大イベントといえば「ハロウィン」。仮装やお菓子のイメージが強いかもしれませんが、保育園や幼稚園では製作を通して季節感や文化を楽しむことができます。
本記事では、年齢別・シーン別におすすめのハロウィン製作アイデアを紹介しながら、保育のねらいや安全への配慮まで解説します。明日からの保育にすぐ活かせるヒントが満載です!


ハロウィン製作のねらいと保育で取り入れる意義

子どもたちの想像力・創造力を育む

ハロウィンの製作は、かぼちゃ・おばけ・コウモリなど、普段あまり触れないモチーフに触れることで、子どもたちの想像力や創造力を刺激する絶好の機会になります。自由な発想で表現することで、自己肯定感の育成にもつながります。

季節行事としての楽しみを味わう

秋といえば運動会や遠足などの行事が続きますが、ハロウィンは保育室内で季節感を味わえるイベントとしてぴったりです。装飾や衣装だけでなく、製作も取り入れることで、より深く行事を楽しめます。

異文化体験としてのハロウィンの導入方法

ハロウィンはもともと西洋の行事ですが、絵本や歌を活用すれば異文化に興味を持つきっかけにもなります。製作を通して「海外にはこんなお祭りがあるんだね」と、子どもたちの視野を広げる導入にもなるでしょう。


年齢別おすすめハロウィン製作アイデア

0~1歳児向け|感触遊びを取り入れた製作

まだ指先が未発達なこの時期は、「感触遊び」をベースにした製作がおすすめです。

  • 手形スタンプでかぼちゃアート
    →オレンジの絵の具で手形をとり、緑の画用紙でヘタをつければ完成!

  • おばけビニール袋
    →白いビニール袋に丸めた新聞紙を入れてふくらませ、シールで顔を貼るだけ。感触も楽しい!

安全面に配慮しながら、親しみやすい素材で行いましょう。

2歳児向け|手形・足形を使ったハロウィンアート

2歳児は手形や足形を使った製作で「自分の身体」を意識しながら楽しめます。

  • 足形ゴースト
    →白い絵の具で足形をとり、逆さまにして目や口を描けば、かわいいおばけに変身。

  • 指スタンプでかぼちゃ畑
    →指スタンプで複数のかぼちゃを作り、色とりどりの世界を表現しましょう。

保護者へのおたよりにも映える作品になります。

3歳児向け|ハロウィンモチーフの貼り絵や塗り絵

ハサミやのりの扱いに慣れてくるこの年齢では、貼り絵や塗り絵を取り入れた製作がおすすめ。

  • ジャック・オー・ランタン貼り絵
    →色紙をちぎって貼り合わせ、立体感のあるかぼちゃに。

  • ハロウィン塗り絵で色の組み合わせを楽しむ
    →黒・紫・オレンジなど、ハロウィンならではの配色を楽しめます。

個性が表れやすく、作品の幅も広がります。

4〜5歳児向け|立体的なかぼちゃやおばけの工作

年長児になると、立体的な製作や細かなパーツの組み立てにも挑戦できます。

  • 折り紙や画用紙で作る立体ジャック・オー・ランタン
    →蛇腹折りで丸みを出したり、折り紙を重ねて顔を作ったりと工夫が楽しい。

  • 紙コップでおばけランタン
    →紙コップに穴をあけておばけの顔を作り、中にLEDライトを入れると幻想的!

製作を通じて指先の器用さや集中力も育まれます。


シーン別!園生活に取り入れやすいハロウィン製作

壁面や掲示板に映える装飾アイデア

季節感を出したい時期にぴったりの壁面製作。保育室や廊下をにぎやかに演出できます。

  • 集合アートで「ハロウィンの夜」
     →全園児の作品をつなぎ合わせて夜空や街並みに!

  • コウモリや魔女のシルエット切り絵
     →背景の色で雰囲気を変えられます。

子どもたちの達成感にもつながります。

持ち帰り製作として人気の工作

おうちの人と一緒に楽しめるような製作も人気です。

  • かぼちゃバッグ(お菓子入れ)
     →紙皿や紙コップに取っ手をつけて簡単に!

  • おばけのメッセージカード
     →顔を描いたり、メッセージを書いてプレゼントにも。

園と家庭をつなぐコミュニケーションにも役立ちます。

仮装やパレードと組み合わせる製作遊び

ハロウィンと言えば「仮装」も欠かせません。製作を取り入れて、より楽しい行事に。

  • 紙皿マスクでなりきり仮装
     →ドラキュラ、魔女、おばけなどを子ども自身がデザイン!

  • マントや帽子を作って園内パレード
     →黒のビニール袋や画用紙で簡単に作れる衣装を身につけて行進しましょう。

「作る」→「身につける」→「見せる」の流れで行事全体に一体感が出ます。


製作を安全・楽しく行うための工夫とポイント

年齢に応じた道具の選び方と使い方

はさみ、のり、クレヨン、絵の具など、使用する道具は年齢や発達に応じて選びましょう。

  • 0〜2歳:スティックのり、太めのクレヨン

  • 3〜5歳:先の丸いはさみ、水のり、絵の具なども取り入れてOK

「自由に使ってもよい時間」と「道具の扱い方の確認タイム」を設けるとスムーズです。

誤飲・アレルギーなど安全面への配慮

製作には小さなパーツや素材を扱うこともあるため、誤飲やアレルギーへの配慮は欠かせません。

  • 口に入れても安心な素材(紙・布)を中心に

  • シールやボンドのアレルゲン成分を確認

  • 素材の誤飲リスクを減らすための付き添い

特に乳児・低年齢児の製作では、常に大人の見守りをつけましょう。

保育士の声かけや関わり方のポイント

「何を作るか」だけでなく、「どんな関わりをするか」も製作活動の質を高めます。

  • 「どんな顔にする?」「この色、面白いね」と気づきや発見を言葉にする

  • 「自分でできたね」「ここを工夫したんだね」とプロセスを認める声かけ

完成度よりも「楽しく取り組んだか」「自分で考えられたか」を重視しましょう。


まとめ|ハロウィン製作は「楽しみながら育つ」活動に

ハロウィン製作は、子どもたちの感性や表現力を育てながら、季節行事を楽しく経験できる素晴らしい活動です。年齢や発達に合わせて工夫すれば、誰でも楽しめる製作になります。

行事の主役になるのは、子どもたちの笑顔と作品の個性。
ぜひ今年のハロウィンは、製作を通してたっぷりの「楽しい!」を引き出してくださいね。