子育て中のお父さん・お母さん、保育士の方にお役に立てる情報を発信していきます

【文例あり】7月のクラスだよりの書き方!~0歳児編~

クラスだよりは年間を通して、保育士にとって外せない仕事だと思います。慣れるまでは大変かと思いますが、クラスだよりは保護者とコミュニケーションをとる機会の一つです。
保育園からのお願いを伝えたり、保育園の子どもの様子を伝えたりと、ぜひ活用してきましょう。

 

今回は、7月の0歳児クラスでクラスだよりを書く際のポイントをお伝えしていきます。7月といえば、夏ならではの行事もありますよね。0歳児クラスの保護者にとっては初めてのことが多いはずなので、クラスだよりでしっかりフォローしてあげてください。

また、0歳児にとって7月は初めての夏の始まり。
体調管理など、0歳児の保護者に知っておいてほしいことも、ぜひクラスだよりで伝えていきましょう。

 

保育園のクラスだよりの書くポイント!

保育園でクラスだよりを書く際のポイントを、詳しく解説していきますね。ポイントを掴めば、クラスだよりにかかる時間もぐっと短くなるはずです。

 

書き出し挨拶文は季節のものを利用!

クラスだよりを書く際、いきなり内容に入るのではなくワンクッション。まずは季節の挨拶から始めましょう。

伝えたいことだけを伝えるより、挨拶が入ることでぐっと親しみやすくなります。保育園のクラスだよりにどんな季節の挨拶を書けばいいのか、文例を後ほど紹介しますね。

 

行事などは文章化せずに分かりやすく記載!

クラスだよりで、保育園の行事や活動についてお知らせしていきますよね。その際、できるだけ分かりやすく、誤解が生まれない形で伝えることを意識してください。
箇条書きにしたり、写真やイラストを使ったりすると、伝わりやすいです。

たとえば、夏祭りの行事について説明する場合。

『7月○日に保育園で夏祭りを行います。子どもたちがたくさん遊べるように準備しているので、楽しみにしていてくださいね。場所は保育園の遊戯室です。慣れた場所が安心できると思うので。持ち物はお土産を入れる袋を持たせてください。保護者のみなさんも参加してくださいね。一緒に遊んで楽しみましょう!スリッパ持参でお願いします。』

いかがでしょうか。

どれも伝えたいポイントなのかもしれませんが、大切な情報が見落とされそうです。

次に、箇条書きを取り入れた書き方です。

 

『夏祭りのお知らせ』
日時:7月○日 10時から
場所:保育園遊戯室
持ち物:お土産を入れるビニール袋、スリッパ(保護者用)
保護者のみなさんも一緒にご参加ください、お待ちしております!

 

このくらいすっきりさせると、大切な情報が一目で分かりますよね。保育園のクラスだよりは見やすさが大切です!

 

5W1Hを意識して文章を書く!

5W1Hとは、

「When:いつ」

「Where:どこで」

「Who:だれが」

「What:何を」

「Why:なぜ」

「How:どのように」

の頭文字をとったもの。

クラスだよりでも、5W1Hを意識するととっても伝わりやすくなります。書いている側は分かっているつもりでも、保護者は保育園の様子をあまり知りません。

保育園のことを理解してもらうためにも、5W1Hを意識して伝えてみてください。

 

面倒でもイラストも添える!

文字がびっしり書いてあるクラスだよりを渡されて、あなたなら読む気になりますか?保育園にお子さんを預けている方は、仕事や家事で忙しい方が多いです。少しでも読もうという気持ちになってもらえるよう、イラストを添えて、文字ばかりのクラスだよりになるのは避けましょう。

イラストが苦手、という場合は、写真を載せてもいいと思います。写真の方が、子どもたちの活動の様子も分かりやすいですよね。持ち物、準備品も、説明が難しい場合は写真で載せると親切です。

 

7月の保育園で0歳児のクラスだよりの書くポイント!

0歳児クラスの7月のクラスだよりについて、さらに詳しく解説していきますね。

保育園によって行事や準備するものは違うと思いますが、クラスだよりの基本的なポイントは変わりません。細かいところは、それぞれの保育園に合わせて書き換えたり、書き加えたりしてください。

 

7月の季節の挨拶の文例

7月のクラスだよりにぴったりな、季節の挨拶をご紹介します。タイミングに合わせて文章を変えて大丈夫です。あなたの保育園で出すおたよりに入れるのに、自然な文章に変えて使ってください。

 

  • 梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。
  • 暑さも日々増していき、本格的な夏がすぐそこまで来ているようです。
  • 雨の合間には、夏の日差しが降り注ぐようになりました。

 

挨拶文に続き0歳児ならではの姿なども入れるのがオススメです!

季節の挨拶の後に、0歳児さんの保育園での様子を入れてみましょう。日々成長していく子どもたちの姿を伝えるのに、クラスだよりはぴったりです。

また、0歳児の保護者は子育てに慣れていない方も多いはず。0歳児の7月に気をつけたいこと、意識して行った方がいいこともお伝えするといいでしょう。

0歳児は日々の成長が著しい時期でもあります。保育士にとってはちょっとしたことでも、保護者にとってびっくりするほどの成長、ということもあります。日々のノートで成長を伝えているとは思いますが、0歳児はクラスだよりでも成長を伝えていきましょう。

  • 蒸し暑い日が続いていますが、子どもたちは汗をいっぱいかきながら色々な遊びを楽しんでいます。
  • 園では子どもたちの汗・熱中症対策をはじめ、健康管理に十分気を付けていきたいと思います。
  • 汗をかいたままだと冷えて体調を崩すので、こまめに様子を見ていきたいと思います。
  • 泣いて登園していた子どもたちも、大好きなおもちゃがみつかって、笑顔で遊ぶ姿が増えてきました。

7月のクラスだよりで保護者に伝えること

7月のクラスだよりに載せる内容で、保護者に伝えた方が良いことは次のような内容です。

  • 8月の保育園の行事について
  • 保育園からのお知らせやお願い
  • 0歳児が7月にかかりやすい病気

 

繰り返しになりますが、0歳児の保護者は子育てに慣れていない方が多いはずです。子どもがどんな病気にかかりやすいか、どんな症状なのか、どう対応すればいいのか。0歳児は知らない保護者が多いと思って、クラスだよりで簡単にでもお知らせすると安心です。

また、保育園行事のお知らせは早めにしておきましょう。準備が必要な物がある、保護者が仕事を休む必要がある、といった行事は、急に知らされても対応できないかもしれません。年間行事予定で知らせてあるから、と油断せず、クラスだよりでも丁寧に伝えていきましょう。

特に0歳児の保護者は、保育園に不慣れです。先を見通して準備をしたり、仕事の休みを取ったり、ということは難しいと思います。0歳児クラスは、早め早めにクラスだよりでお知らせを出す方が良いでしょう。持ち物の記名など、クラス全体にお願いしたいことも、クラスだよりでお願いしましょう。

一方的なお願いにならないよう、丁寧な文章を心がけてくださいね。

 

まとめ

今回は0歳児クラスの7月、というポイントで解説しましたが、基本的なことは変わりません。大切な情報をしっかり伝えて、子どものことを知ってもらう、ということですね。

7月なら、7月ならではの行事のこと、子どもの遊びの姿を書くと、クラスだよりの内容がマンネリ化することもないはずです。季節感を取り入れることで、保護者も季節を感じるきっかけになります。

 

0歳児の7月は「やっと保育園に慣れてきた」というお子さんも多いでしょうし、新入園児もいるかもしれませんね。子どもの姿や、保育園での活動を丁寧に伝えることは、保護者の安心感にも伝わります。6、7月は気温の変化から、体調を崩す子どもがも多い時期。

クラスだよりで保護者のフォローもして、保育園への信頼感も高めていきましょう。