8月の壁面はスイカにして保育園を夏らしく!
保育園で壁面製作をする際には、季節感を取り入れるのがおすすめです。8月の製作なら、夏らしいモチーフを取り入れてみましょう!壁面製作として保育園に飾れば、保育園全体がぱっと明るくにぎやかになりますよ。
3歳児クラス、4歳児クラス、5歳児クラスで、壁面製作のモチーフを変えるのもいいですが、あえて同じモチーフを選んでみるのはいかがでしょう?
8月らしい共通のモチーフとしてスイカを選び、それぞれ異なる技法でスイカを作ります。保育園の玄関や各クラスの出入り口の壁面に飾って、他クラスの壁面製作が見えるようにすると、子どもたちの成長を壁面製作から伺うことができるんです。
保護者が見れば、我が子の成長を思い返すきっかけになりますし、いずれあんなことができるようになるのかな、と楽しみにしてもらうこともできますね。子ども同士で壁面製作を見合うと、お兄さんお姉さんへの憧れが生まれることも。
広い壁面スペースがある保育園なら、保育園みんなで一緒に壁面を飾るのも楽しそうです。8月なら、壁面全体を海に見立てて、各クラスで製作した海の生き物を泳がせたり。壁面全体を夜空にして、各クラスで花火を製作して飾ったり。
8月ならではのモチーフで壁面を飾って、8月の保育園を夏らしく盛り上げましょう!
今回は8月の壁面製作にも使える、製作遊びをご紹介しますね。8月はプール遊びや水遊びが中心になると思うので、制作遊びの時間は限られてくるはず。事前に準備しておいて、空いた時間にすぐ活動できるようにしておきましょう。
保育園に合わせた飾り方を考えて、8月の夏らしい雰囲気を楽しんでくださいね。
保育園の3歳児の8月おすすめの製作!
保育園3歳児の8月におすすめな製作をご紹介します。
水遊びや暑さなど、8月は子どもも疲れていることが多いもの。
疲れていては集中力も続かないので、今の3歳児にとって無理なく、気軽にできる製作を選ぶのがポイントです。
1.絵の具を使って海の絵を描く
8月はプール遊びや水遊びをする保育園が多いと思います。その一環で、濡れても構わない格好で絵の具を使った製作をしてみませんか?細かい動きが苦手な子も多い3歳児、保育室で絵の具を使うのはちょっと・・・とためらう先生も多いかと思います。
はじめから濡れてもいい格好だったら、3歳児でも気軽に絵の具が使えます。
製作の内容も、絵の具で色を塗るというより、絵の具という画材を知ることがメイン。3歳児では、筆で細かく塗り分けるのも難しいでしょう。青、水色、白だけ使って、画用紙に好きなように塗り広げる。はじめはこれだけでも十分です。
あらかじめクレヨンで絵を描いておいて、その上から絵の具を塗ればはじき絵という技法の製作になります。保育園ならではのダイナミックさで、大きな紙にボディペインティングのように色を塗って、後から絵を描き足してもいいですね。
2.オリジナルのうちわ作り
夏らしい製作として、うちわ作りもおすすめです。ハサミを使っている保育園なら、1回切りで折り紙を細かくして、好きな色をうちわに貼っていきます。ハサミに慣れていない3歳児なら、ちぎり貼りでもいいですね。ハサミやノリを使う製作に慣れていない3歳児であれば、クレヨンや油性ペンでも構いません。
キラキラのシールを使っても、華やかで可愛いです。
もちろんうちわとして使ってもいいですし、保育園の壁面に飾っても可愛いです。
3.紙皿でスイカ作り
保育園の壁面製作にも使える、紙皿を使ったスイカ作りをご紹介します。準備も紙皿を半分に切っておくだけなので簡単です。
半分に切った紙皿をスイカに見立てて、折り紙をちぎって貼っていきます。ノリに慣れていない3歳児であれば、両面テープを貼っておくといいですよ。皮の部分はあってもなくてもいいですが、種は付けた方がスイカらしくなります。
3歳児の理解度に合わせて、黒い折り紙で貼ったり、クレヨンやペンで書いたりして、種を追加してください。
保育園の壁面製作にしない場合、紙皿を半分に切らずに折るだけでも大丈夫です。半分に折った紙皿で作ると、ゆらゆら動くスイカになって、これはこれで可愛い製作になると思います。保育園の玄関や窓辺、棚の上、いろいろな所に飾っても可愛いですよ。
保育園の4歳児の8月おすすめの製作!
保育園4歳児の8月におすすめな製作をご紹介します。保育園の4歳児なら、水にも慣れてプール遊びや水遊びを楽しむ子も増えていると思います。なかなか製作遊びの時間を確保するのが難しい、という保育園は、思い切って何日かに分けて計画するのも手です。
その方がちょっと凝った製作に取り組めることもあるので、4歳児の様子に合わせて製作を計画してみてください。
1.ちぎり貼りでかき氷作り
画用紙にかき氷の絵を描いて、折り紙をちぎって貼ってかき氷を作ります。かき氷の絵を全て描かなくても、器だけでも大丈夫です。4歳児の様子に合わせて、やりやすい方法で準備してください。保育園の活動でハサミに慣れている4歳児であれば、ちぎり貼りではなく、1回切りでもいいですね。
サイズや色は子どものお好みなので、個性あふれるかき氷ができあがるはず。シロップ用の折り紙は、たくさん用意してあげてくださいね。保育園の壁面製作にしたら、夏らしいけれど涼しさも感じられる壁面になるでしょう。
2.紙皿で魚作り
保育園の壁面製作にもできる製作です。紙皿を半分に折ったものを魚に見立てて、絵を描いたり、ウロコを貼ったりして、オリジナルの魚を作ります。保育園に海の絵本や図鑑があれば、それを参考にしてもかまいません。
日頃保育園で絵本や紙芝居に親しんでいる4歳児であれば、特に見本がなくても、自分なりに製作を進めることもできるでしょう。4歳児の様子に合わせて見本を見せてあげてください。画材についても、4歳児に合わせて調整できます。
目や体の模様は、ハサミに慣れている4歳児なら折り紙を切って貼っても作れます。製作に慣れていない4歳児なら、クレヨンや油性ペンを使った方がやりやすいでしょう。クレヨンや油性ペンで目や体を描いて、魚のヒレは折り紙や画用紙で貼る、という形でもいいですね。
紙皿は、半分に切って使えば保育園の壁面に使えます。半分に折った状態で作ると、ゆらゆら揺れるので泳いでいるように見えて可愛いですよ。飾る場所に合わせて、また4歳児のやりやすい方で準備してください。
3.折り紙でスイカ作り
8月の壁面製作に使える製作です。折り紙1枚で、簡単にスイカを折ることができます。
①縦、横に1回ずつ折って、十字の折り筋を付ける
②中心に向かって、右上、左上の角を折る
③裏返して、下半分を真ん中まで折り、さらに半分に折る
④折り紙の白いところをクレヨンで塗って皮にする
⑤種を書き込んで完成
https://hoikucan.jp/useful/origami/201907.html
それほど複雑な折り方ではないので、折り紙に慣れていない4歳児でも折れると思います。先生が大きめの紙で見本を見せてあげると、さらに分かりやすいですよ。
保育園の5歳児の8月おすすめの製作!
保育園5歳児の8月におすすめな製作をご紹介します。5歳児にとって、保育園で過ごす最後の夏。保育園の楽しい思い出として、プール遊びや水遊びをたっぷり楽しんでほしいですよね!製作でも、保育園の思い出になるような製作内容を取り入れてみてもいいかもしれません。
5歳児は体力とともに集中力もついてきているので、製作の時間を長めに設定してもいいですね。
1.プール遊び(水遊び)の絵を描く
保育園で製作遊びに慣れた5歳児であれば、筆で色を塗り分ける、という製作を設定してみましょう。クレヨンで線だけ描いて、色塗りは絵の具で行います。細かい部分まで絵の具で塗るのは難しいので、クレヨンで塗ってしまってもいいです。
プール遊び(水遊び)といっても、子どもにとって印象深いところはそれぞれ違うはず。絵に描いて残しておくと、保育園の思い出としてもぴったりの製作になります。
2.夏休みの絵を描く
クーラーなどで涼しい保育園なら集中力も続くと思うので、大きな紙に絵を描いてみるのもいいですね。倍くらいのサイズの画用紙を用意して、画用紙いっぱいに夏休みの思い出を書いてみましょう。大きな絵を描く、というのは、ある程度製作に慣れていないと難しいんです。
5歳児でも、製作遊びをあまりしない保育園であれば、難しい場合があるでしょう。普段の製作遊びの延長で、画用紙のサイズや画材を選んでくださいね。いつもより大きな画用紙なら、画材は5歳児が扱いなれたものにしましょう。
慣れない画材で絵を描くのは疲れるので、大きな画用紙を持て余してしまうと思います。思い出を絵で残すという意味もありますが、小学校に向けて、徐々に準備を始める5歳児に向けた活動でもあります。長い時間座っている、というのは、いきなりできることではありません。
楽しい活動から始めて、徐々に慣れていけるといいですね。
3.張りぼてのスイカ作り
壁面製作にも使える、スイカモチーフの製作です。
これは体力と集中力がついてきた5歳児でも、何回かに分けて行わないと難しい製作になります。飽きてしまわないように、5歳児に合わせてうまく時間配分を考えてくださいね。風船を用意して、子どもが両手で持てるくらいのサイズに膨らませます。
そこに水で溶いたノリを使って、まずは和紙をぺたぺた貼っていきます。和紙が乾いたら、水で溶いたノリを使って、今度は折り紙を重ねて貼っていきます。緑や黒の折り紙を使ってスイカの皮を作ってもいいですし、半分に切ったスイカの断面でもいいです。
折り紙を貼ったノリが乾いたら完成!
上手く風船から剥がすか、難しければ風船は割ってしまって大丈夫です。吊り下げて飾るので、あえて風船を残しておいてもいいかもしれませんね。風船全体に貼るのは、かなり根気が必要な製作になります。反面だけでもいいですし、風船を小さくしてもいいので、5歳児の様子に合わせて調整してください。
壁面にするなら、反面だけの方が飾りやすいでしょう。
和紙や折り紙をしっかり貼ると頑丈になるので、長く飾っておけますよ。他のモチーフでも試してみてください。
まとめ
プール遊びや水遊びは体力を使うので、子どもの体調を考えるとゆったりした生活がおすすめです。保育園の決まりで毎月製作活動をしなくてはならない、という時も、できるだけ子どもの負担にならない活動にしてあげてくださいね。
また、プール遊びや水遊びをしていると水分補給を忘れがちです。製作遊びも、涼しい部屋で体を動かしていないからと水分補給を忘れがち。水で遊んでいても、涼しい部屋で製作遊びをしていても、8月は水分補給が必須!
先生も子どもたちも、しっかり水分をとって遊んでくださいね!