今回は3歳児クラス向けのクラスだよりの書き方のご紹介です。
3歳児クラスになると、子どもたちが自発的に楽しめる行事も増えて来てるのではないでしょうか。7月は、夏祭りや夕涼み会など園の行事も目白押しだと思います。
クラスだよりは、そんな生き生きと園生活を過ごす子どもたちの姿や、子供たちの成長エピソードを伝えることが出来る大切な機会です。また、クッキング保育や給食、園で野菜を育てている際には『食』を通しての子どもたちの成長する姿を「食育だより」という形でお伝えすることができます。園での「食育」についてを知ることが出来る食育だよりを楽しみにしている保護者は実は多いのです!番外編として、食育だよりについてもご紹介したいと思います。
クラスだより以外にも食育だよりなどがある!
だんだんと子どもたちの中で食べ物の好き嫌いがはっきりしてきたり、園では野菜を食べるのに家庭では全く食べないと「食」についてお悩みの保護者の方が実は多くいらっしゃいます。「食育だより」はそんな保護者の方の悩みに寄り添える重要な役割を果たしているんですよ。
食育だよりの書き方・書いてあると嬉しいことを簡単にお伝えしたいと思います。
①朝ごはんの大切さや食事の時の正しい姿勢など「食」に関するマナーについて
こちらは保護者の方に知って欲しい情報です。情報ばかり詰め込んでしまうと不安にさせてしまうので、月に1つお知らせするという形をとると良いかと思います。
②季節で流行している病気の際の食対応について
胃腸炎や風邪など、お子さんが食欲のないときにどのように対応したら良いかをお伝えする欄です。7月ですと「熱中症」について記載すると良いかと思います。こまめに水分補給をとる大切さや、経口補水液の紹介など役に立つ情報を伝えられると良いですね。
③家庭でも簡単に作れる一品料理の紹介
給食で子どもたちに人気だった簡単なおかずのレシピの紹介や、旬の野菜を使ったレシピを紹介する欄です。給食の人気メニューは知りたい保護者の方もたくさんいらっしゃいます!工程が簡単なレシピを紹介するのがポイントです。
④クッキング保育や野菜を育てている子どもたちの様子を紹介
実際に「食育」を体験している子どもたちの様子の紹介をする欄です。
そのような行事が無ければ、実際に給食を食べている子どもたちの姿の写真や、人気給食メニューを写真で紹介すると良いかもしれませんね。
7月の保育園で3歳児のクラスだよりの書くポイント!
7月のクラスだよりにぴったりな、季節の挨拶をご紹介します。
土地や園行事で変わる部分もあると思いますので、あなたの保育園で出すおたより用に、アレンジして使ってみてくださいね。
・梅雨から夏にかけて、気候の変化を大きく感じる時期ですね。
・園内の笹の葉に、みんなが作った笹飾りや短冊が揺れています。
・暑さも日々増してきて、本格的な夏の季節もすぐそこまで来ているようです。
季節の挨拶の後に、3歳児さんの保育園の様子を入れてみましょう。
3歳児は基本的生活習慣の自立が出来てきたり、友だちとの簡単なごっこあそびを楽しめるようになったり、大きな成長がみられる大切な時期です。子ども同士の会話や遊びのやり取りをエピソード記述として伝えたり、クラスの中で流行している遊びを伝えたり、具体的な園生活の様子をお知らせすると良いのではないでしょうか。また、友だちとの関わりが増えてくることで、友だち同士のトラブルも増えてくる時期です。3歳児の特性も伝えた上でトラブルの意味やその先の成長についても記載すると安心される保護者も多いかと思います。
・体を使って思いっきり遊ぶのが大好きな子どもたち。そんな子どもたちのリクエストにお応えして、今月は水遊びの一つとして、泥だんご作りや泥遊びなども予定しています。お洗濯でお手間をかけてしまいますが、どうぞご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
・七夕、水遊びにプール活動、夏祭りなど、さまざまな夏の行事を控え、子どもたちはワクワク、ソワソワしている様子です。
・お友だちと一緒に遊ぶ楽しさを知って、おままごとや戦いごっこを楽しんでいます。ですが遊びに夢中になると加減が難しくなったり、やりたい役ができないと遊びから抜けてしまったり…そんな様子を見られてきました。そんなときは、言葉で自分の気持ちをお友だちに伝えられるように関わったり、お友だちがどんな気持ちになったかを考えられるように関わったりして見守っているところです。
・8月の保育園の行事について
・保育園からのお知らせやお願い
・3歳児が7月にかかりやすい病気
基本的なことは何歳児になっても改めて伝えていくことが大切です。
特に病気の面は、病気の種類によっては登園停止対応が必要なものもあるので、簡単にでも記載していく必要があると言えます。
また、保育園行事のお知らせやプール遊びなど必要な持ち物がある場合のお願いも後日別プリントで出すとしても、クラスだよりの中でも伝えていくと良いでしょう。
保護者の参加が必要な行事がある場合のお知らせも早めに伝える必要があります。園生活に慣れてきた保護者の方の方が忘れがちになってしまうこともありますので、見出しで分かりやすく掲載することもポイントです!
まとめ
今回は3歳児クラスの7月、というポイントで解説しましたが、基本的なことは全年齢変わりません。お友だちとのかかわりが増えてくる3歳児だからこそのエピソードや今後の成長に対して見通しを持って関わっていることを伝えることも大切になってきます。保育者としてどう関わっているかという面もクラスだよりを通して伝えられるといいですね。
また、食育だよりについてもご紹介しました。「食」に関心がある保護者も多くいますので、是非とも食に関しても園としてどんどん発信していってくださいね!