子どもが楽しみながら頭を鍛えられて、更に美味しく食べられる「知育菓子」。
しかし、この記事を読んでいるあなたは、
「具体的にどんな効果があるの?」
「種類はどんなものがあるの?」
という疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、
・知育菓子の効果
・知育菓子の歴史
・知育菓子の種類
などについて解説しています。
この記事を読むことで、
・知育菓子とはどんなものか
・人気の知育菓子
について、より詳しく知ることができます。
・楽しく遊びながら作ることで、知育効果を期待できる
・安全に配慮されている
知育菓子とは、楽しく遊びながら作ることで、子どもの知育効果を期待できるお菓子のことです。練ったり、しぼったり、形を作ったり、できたお菓子をおいしく食べたりする中で、創造力や、好奇心、自己肯定感などを育てます。
また、知育菓子は、合成着色料や保存料を使っていないものがほとんどなので、安心して食べることができます。知育菓子とはお菓子を作ることを楽しみながら、子どもの成長を育んでくれるものなのです。
知育菓子の効果は次のようなものが考えられます。
・思考力、想像力、創造力を伸ばす
・脳の活性化につながる
・手先が器用になる
・チャレンジ精神や失敗を楽しむ力を育む
・自信につながる
・コミュニケーションになる
順番に説明していきます。
・思考力、想像力、創造力を伸ばす
知育菓子は、作り方を見ながら完成に近づけていくことで、自分で考える力が身につきます。頭の中で出来ばえを想像したり、色味を考えたり、オリジナルのお菓子を作ったりと、知的能力を育む効果が期待できます。
・脳の活性化につながる
実際に手で触れたり、カラフルな色を見たり、自分で考えながら作ることによって、脳の活性化も期待できます。
また、神宮研究室の沖沙矢佳さんがクラシエとの共同で行った研究では、作った後も持続して集中力があがること、副交感神経が活性化しリラックス効果があることが判明しました。
参考:大人もなぜか夢中になる知育菓子® 作成後も脳の活性化が持続することが判明 。神宮研究室の沖沙矢佳さんがクラシエとの共同研究で|金沢工業大学
・手先が器用になる
知育菓子には、小さな道具を使って切る、混ぜるなどの作業もあります。指先を細かく動かしてお菓子を作っていくことは、器用さを育てるトレーニングになるでしょう。
・チャレンジ精神や失敗を楽しむ力を育む
知育菓子では、子どもの「やってみたい」と思う気持ちを実現させてあげられます。ケーキやお寿司など、本物の料理をまねて作る体験は簡単にできるものではありません。しかし、知育菓子を使うことで、安全に体験することができます。
また、失敗しても楽しくお菓子を作ったり、大人が理解してあげることで、またチャレンジしようという気持ちを育てることができるでしょう。
・自信をつけ、自己肯定感を高める
知育菓子は、試行錯誤しながら自分の力で一生懸命作っていきます。ひとつひとつ「自分でできた」という達成感を積み重ねていくことで自信がつき、自己肯定感を高めていくことができます。完成したものも、かわいくおいしく作れていればより自信につながります。
・コミュニケーションになる
知育菓子はコミュニケーションツールとして最適です。一緒になって楽しんで作ったり、難しそうなところは手伝ってあげたりすることで、お父さんお母さんや友達と楽しい時間が過ごせます。
このように、知育菓子には様々な効果があります。また、知的能力を育てることは、思いやりや優しさを育むことにもつながります。大人になってからも必要な能力を、子どものうちから育てることができるのです。
知育菓子の対象年齢は、基本的には明確な決まりはありません。お菓子を食べはじめる、2〜3歳の子どもから遊べるものも多くあります。
ただ、知育菓子には様々な種類があるので、難易度に違いがあります。「水だけで作れるもの」「レンジで加熱して作るもの」「細かな作業が必要なもの」などがあり、子どもの年齢に合わせて選ぶといいでしょう。
本格的なミニチュアのように作れるものもあり、小学生や大人でも楽しめるものも多いですよ。
知育菓子が知名度を上げたのは、1986年にクラシエフーズから発売された「ねるねるねるね」の誕生です。魔女が登場するCMを見たことがあるお父さんお母さんも多いと思います。30年以上の歴史がありますが、当時はまだ知育菓子とは呼ばれていませんでした。
2005年に「お菓子で遊ぶことへの抵抗感」を払拭するため、クラシエフーズが「知育菓子®」と商標登録しました。
「ねるねるねるね」発売後、カラフルなグミを作れるお菓子や、お寿司やケーキを作れるお菓子など、様々な種類の知育菓子が発売されました。
現在ではクラシエフーズだけではなく、各社で「遊べるお菓子」が発売され、子どもはもちろん大人も一緒に楽しめる商品として人気となっています。
最近では海外製の遊べるお菓子もありますが、日本の知育菓子は、クオリティが高く人気です。
来日した海外の方がお土産に買っていったり、知育菓子を作ってみた動画が何千万回と再生されたりしています。
2017年には、クラシエフーズのポッピンクッキンシリーズ、「お寿司屋さん」「ドーナツ」「ケーキ屋さん」が北米進出を果たしています。
知育菓子は、今後たくさんの国に広まり、人気となっていくでしょう。
知育菓子の種類はどのくらいあるでしょう
知育菓子には、様々な種類があります。いくつか紹介します。
・知育菓子代表例① グミ 「ポッピンクッキン おえかきグミランド」(クラシエフーズ)
・知育菓子代表例② ケーキ 「ポッピンクッキン ホイップケーキ屋さん」(クラシエフーズ)
・知育菓子代表例③ ハンバーガー 「ポッピンクッキン ハンバーガー」(クラシエフーズ)
・知育菓子代表例④ たこやき 「ポッピンクッキン くるくるたこやき」(クラシエフーズ)
どういったお菓子なのか、1つずつみていきます。
引用:https://www.kracie.co.jp/products/foods/10008671_21123.html
「ポッピンクッキン おえかきグミランド」(クラシエフーズ)
いろんな色や形のグミを、おえかき感覚で作ることができる知育菓子です。
グミの種類はソーダ、グレープ、レモンの3種類です。組み合わせを自由に考えることができ、グミの味や色を想像しながら楽しく作ることができます。
動物や乗り物などの型もついているので、かわいくカラフルに仕上がります。
引用:https://www.kracie.co.jp/products/foods/10163928_21123.html
「ポッピンクッキン ホイップケーキ屋さん」(クラシエフーズ)
ケーキ作りを楽しく体験できる知育菓子です。
いちごクリームとバニラクリームをしぼって、ホイップケーキが作れます。
タルト、ウエハース、コーンも入っていて、いろいろな種類にアレンジできるところも嬉しいポイントです。
最後はハートや星の形をしたチョコレートなどのトッピングで、自分の好きなようにデコレーションできます。
憧れのケーキ屋さんになりきって楽しめる、かわいい知育菓子です。
引用:https://www.kracie.co.jp/products/foods/10138683_21123.html
「ポッピンクッキン ハンバーガー」(クラシエフーズ)
本物そっくりのハンバーガーが作れる知育菓子です。
ナイフを使ってパンを切って、実際に料理をしている気分を味わえます。
ハンバーガーとセットでおいしいポテト、コーラも作れるところが本格的です。
ポテトケースやジュースカップもついていて、楽しいハンバーガー屋さんごっこができます。
レンジで加熱する作業があるので、大人が手伝ってあげるといいでしょう。
引用:https://www.kracie.co.jp/release/10094877_3833.html
「ポッピンクッキン くるくるたこやき」(クラシエフーズ)
生地だけではなく「たこ」も型から作れる、ユニークな知育菓子です。
生地をつまようじでくるっとひっくり返すと、本当にたこ焼きを作っている気分が味わえます。
ソースとマヨネーズ、青のりをかけると、本物そっくりのミニたこ焼きが完成します。
「ポッピンクッキン ハンバーガー」同様、電子レンジを使うので、大人が手伝ってあげましょう。
クラシエの知育菓子が有名??
・商標登録はクラシエフーズのもの
・数種類の知育菓子が一度に買える詰め合わせ商品も販売されている
他のメーカーからも遊べるお菓子は販売されていますが、「知育菓子」という商標登録はクラシエフーズのものです。歴史が長く種類が豊富で、クラシエの知育菓子は遊べるお菓子の代表格といえるでしょう。
クラシエの知育菓子は、いくつかを詰め合わせたものが大手インターネット通販などで取り扱っています。頻繁に作る方は、利用してみてはいかがでしょうか。