絵本は毎月たくさんの新刊が発売されますよね。保育園では子どもの成長に合わせてたくさんの絵本を用意しています。たくさん発売されている絵本の中でどれを選んだらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は5月の絵本の新刊情報や、現役保育士がおススメする絵本をご紹介します。
Amazonでは、10年以上前のものから最新までたくさんの絵本が発売されていますが、どの絵本が人気なのでしょうか。ここからは4月末現在のAmazonの売り上げランキングをご紹介します。
1位:だいじだいじどーこだ?
「だいじ だいじ どーこだ?」は、プライベートゾーンのことを分かりやすく子どもたちに教えてくれる絵本です。
幼少期から正しい性の知識を身につけることの大切さを医師や専門家たちが啓蒙し、徐々に子どもを持つ親たちが「性教育」に関心を持ち始めています。
幼いころから自分の「からだ」を知ること、また「プライベートパーツ(口や胸、性器)」を理解し、自分も他人も大切な存在だということを認識することが大切です。
著者の遠見才希子医師が自身のお子さんとのエピソードを交え、からだの大切さだけではなく、一人ひとりが大切な存在ということを伝える”いちばん最初に読む「からだ」と「性」の絵本”です。
「まだ早いかも…?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、幼少期から読み聞かせ、大切なことを一緒に絵本で学びましょう。
2位:きみはすばらしい いまのアリとキリギリス
コツコツ働くアリと、夢を見て生きているキリギリス。
うまくいかないことばかりで疲れ果て、泣いていたとき、あることを思い出します。
自分の人生を「自分であるために生きる」という新しい解釈の「アリとキリギリス」の絵本です。
子どもに読み聞かせながら、大人の心にも響く内容となっています。
3位:1日10分でちずをおぼえる絵本 改正版(コドモエのえほん)
カラフルな絵と、都道府県が動物に例えられているこの絵本は、見ていて楽しいですし、子どもたちが興味を持ってくれやすいです。
「えびのかたちは あおもりけん」「うさぎのかたちはかながわけん」「さめのかたちはかごしまけん」
日本の47都道府県を形で楽しくおぼえる子ども地図絵本の大発明です。
2014年に発売されて以降、今も大ヒット中のこの絵本は子どもと一緒に大人も楽しんで都道府県を覚えることができます。
対象年齢は3歳からです。
4位 :しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)
0歳からのはじめて絵本「しましまぐるぐる」シリーズ。
シリーズ累計185万部の大ヒットロングセラーの赤ちゃん絵本です。
あかちゃんが注目する黒を中心に、2ヶ月児でも見やすいコントラストの強い配色にデザインしたベイビーブック。あかちゃんが生まれながらに反応する『顔』や、反応のいいとされる『しましま』と『ぐるぐる』がいっぱいのかわいくてきれいな絵本です。
5位:おべんとうバス
赤ちゃんの絵本で大人気となっている「おべんとうバス」。2006年の発売以降10年以上、赤ちゃんやパパママ、保育士さんに愛され続けている絵本です。
バスのお客さんをおにぎりやブロッコリーなどの食べ物にして、
読み聞かせをすると「はーい」と手を挙げて返事をする子どもや、嬉しそうにする様子が見られるとパパママからも大人気です。
対象年齢は0歳〜2歳です。
5月もたくさんの絵本の新刊が出されます。ここからはオススメの新刊の絵本情報をご紹介します。絵本を選ぶときにぜひ参考にしてみてください。
とびだすえほん もっとたべるのだあれ?
発売日:2022年05月31日
作者名:すぎはら けいたろう
出版社:東京書店
あらすじ・内容:
にんじんや魚などの食べ物ごとに、「たべるのだあれ?」と問いかけて、ページをめくると「はーい!」と元気よく返事をして動物たちが登場します。
対象年齢:幼児
オススメポイント:
「たべるのだあれ?」の第二弾!
立体的なポップアップ式の動物たちが魅力の、しかけ絵本です。
読み聞かせをしながら、一緒に口を動かしてみたり、動物たちの口に食べ物を入れるごっこ遊びをしたりと楽しみ方のバリエーションが広がります。
ころころすくすく
発売日:2022年05月19日
作: 吉田 敦子、絵: 飯野 和好
出版社:パイ インターナショナル
あらすじ・内容:
赤ちゃんが喜ぶ気持ちのいいだっこの仕方や、運動能力を促す動きを、赤ちゃんの成長に沿った物語で紹介します。
赤ちゃんもお母さんもお父さんも笑顔になれる、初めて赤ちゃんを迎える方に贈りたい絵本です。
対象年齢:0歳〜
オススメポイント:
初めてお母さんになった時、赤ちゃんをどうやってだっこすればいいのか?どうしたら赤ちゃんが喜ぶのか悩む人が多いはずです。
この本では、赤ちゃんが笑顔になるだっこを、現在も妊産婦と赤ちゃんのケアをライフワークとする助産師さんが教えてくれます。
2ひきのカエル
発売日:2022年05月21日
作: クリス・ウォーメル 訳: はた こうしろう
出版社:徳間書店
あらすじ・内容:
2ひきのカエルのかけあいがすばらしい!
カエルと一緒になって笑ったり、カエルのことを笑ったりと、楽しくて大満足の一冊です。
対象年齢:3〜5歳
オススメポイント:
この絵本は、ケイト・グリーナウェイ賞最終候補、ネオレ・スマーティーズ賞銅賞を受賞しました。
カエルのイラストが可愛いですし、読み聞かせをしていると子どもたちが大喜びする、何回も読み返したくなる大人気の絵本です。
ありがとう なかよし
発売日:2022年05月12日
作: しもかわら ゆみ
出版社: 講談社
あらすじ・内容:
おっとっと!ある日、とかげくんに助けられたねずみくん。
「うれしい」気持ちを分かち合うふたりの、出会いから仲良しまでの物語です。
対象年齢:
読み聞かせは2歳、ひとり読みは3歳から。
オススメポイント:
作者は「ごちそう たべに きてください」や「おすわり どうぞ」などで知られる、しもかわらゆみさんです。どの作品の絵本も、優しく柔らかいイラストで動物たちが可愛らしく描かれていて、読み聞かせをしている大人にも人気です。
「ありがとう なかよし」の表紙もとても可愛いですよね。
ぜひ手に取ってみてください。
あまやどりのホットケーキ
発売日:2022年05月06日
作・絵: 尾崎 潤
出版社: 教育画劇
あらすじ・内容:
急に雨がふってきたので、公園で雨宿りをすることにした女の子は公園の東屋でほっと一息、目の前の雨の景色を眺めていました。
ザーザー降っていた雨がつぎつぎくっついて、いろんな色に光り出し何かの形になっていきます…。
「あ!あれって……ホットケーキ!」きらきらした雨粒のスクリーンに現れる、楽しくて、想像力豊かな世界。
雨の日もちょっと楽しみになるわくわくの創作絵本です。
対象年齢:3歳から5歳
オススメポイント:
温かくてカラフルな色で、文字が少ないこの絵本は子どもへの読み聞かせにぴったりです。
字が読めるようになってくる3歳〜5歳の子どもと一緒に読むのも楽しそうですね。まだ字が読めない子には、読み聞かせをしてあげましょう。
まとめ
今回は保育士がおススメする絵本情報をご紹介しました。
昔から人気の絵本を買ったり、可愛いイラストや内容を見て新刊を買ってみたりと、子どもの成長や興味のある本に合わせて絵本を用意しましょう。
毎月たくさんの絵本が発売されていて、どれを買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。