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【10月文例あり】園だよりのあいさつ・書き出し・文例あり!(幼児編:3歳児、4歳児、5歳児)

10月のおたよりを作成するときのポイント

気温も下がってきて、ようやく秋らしさを感じる季節になりましたね。10月は、比較的大きな行事が少なく、ゆったりと過ごせる園が多いのではないでしょうか。子どもたちも遊びの中でぐんぐんと成長していく時期です。4月からどのように成長してきたのかや、今の子どもたちの姿をエピソードを交えながら発信していけると良いですね。行事が多くないときこそ、子どもたち個々の姿やクラスの様子を伝えるチャンスです!何気ない子どもたちの会話など、クスッと笑える場面などがあったら忘れないようにメモをして、『エピソード貯金』をしていきましょう。

秋の深まりを感じられる話題を書いてみる

10月は、外の気温もちょうどよく、お散歩には最適の季節です。子どもたちと、『秋』を感じられるものを探すお散歩をするのも良いでしょう。「お散歩に行くと、どんぐりを発見!みんなで宝物を探すかのように一生懸命拾いました。」「トンボと追いかけっこをする男の子たち。虫取り網で捕まえようと頑張っていますが、なかなか捕まえられず苦戦中です。」など、“秋”を連想させる話題を書くと、保護者の方たちも四季を感じることが出来て良いのではないでしょうか。秋を連想させるものは身近にたくさんあります例えば、給食にさつまいもが出て子どもたちが喜んでいたというエピソードも、秋を連想させられますよね。普段の何気ない生活の中のエピソードだからこそ、生き生きとした子どもたちの姿を伝えることが出来て、保護者にも想像しやすいものとなりますよ。

 

10月の行事について書いてみる

10月の行事についてもおたよりの中で触れると良いですね。

10月は『体育の日』がありますから、園で行っている運動遊びについて記載したり、家庭でも体を動かす大切さを伝えたりすることも良いでしょう。

また、10月といえば、今はすっかり定着した『ハロウィン』があります。もしも、ハロウィンパーティをする予定がある園があれば、服装(華美になり過ぎない)や、持ち物など、あらかじめ約束事を記載しておくと良いかと思います。何かをみんなで楽しむためには、しっかりとしたルールが必要です。後からトラブルにならないためにも、園として先に伝えるべきことは伝えておきましょう。

 

 

 

10月の書き出し、挨拶の文例

10月のおたよりの書き出しや、挨拶の文例をいくつかご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね♪

短めの書き出し

・気が付けば、すっかり秋らしい季節となってきましたね。

・気温も下がり、本格的な秋の訪れを感じますね。

・外を歩けば、虫の声や木々の色づきが秋の深まりを教えてくれています。

 

 

長めの書き出し

・風が少しひんやりする日もありますが、外で遊ぶには最高の天気!子どもたちは、毎日元気に外遊びを楽しんでいます。最近は、こおりおにや、手つなぎおになどルールがある鬼ごっこがブームです。

・秋晴れがとても気持ち良いですね。男の子たちは、虫取り網を持ってトンボやバッタを追いかける日々。女の子たちは、どんぐりや松ぼっくりを拾って、『秋のおままごと』を楽しんでいるようですよ。

・朝晩の冷え込みが強くなってきました。天気の良い日は毎日汗をかくほど元気に走り回っている子どもたちですが、風邪をひきやすい季節なので、体調管理には気を付けて過ごしていきたいと思います。

 

 

 

 

子どもたちの姿の文例

次に、子どもたちの姿やエピソードを具体的に伝えることができる文例を年齢ごとにご紹介します。幼児クラスの子たちは、自分の言葉で話をすることが出来るの年齢なので保護者の方も園の様子は何となく把握しているかと思います。ですが、子どもの性格によっては『今日は何したの?』と聞かれても「わすれた」「あそんだ」などという返答で保護者が“全然教えてくれない・・・もしかして、お友だちと遊べていないんじゃ!?”と心配になっている家庭もあるかもしれません。おたよりを通して、子どもたちがどのように園で過ごしているのかを具体的に伝えられると保護者にとって安心感を与えることが出来るのではないでしょうか。『子どもの姿をリアルに伝える』という意識を持つと良いですね。

 

3歳児

・最近外遊びでは、どんぐりを拾うことがクラスのブームです。どんぐりを食べ物に見立てて、たくさんのごちそうを作ったり、『リスさんにあげる!』と、木の下にたくさんどんぐりを集めて置いていたり、思い思いに目的を持って集めている姿に成長を感じています。

・葉っぱが色づき始め、キレイな色の葉っぱが風で落ちてこないか、木の下で待ち構えている子どもたち。子どもたちにとっては色づく葉っぱもキラキラした宝物に見えるようです。

・季節の歌で、『とんぼのめがね』を歌っています。外でトンボを見つけるたびに『とんぼのめがねは赤色眼鏡♪』という子どもたちの歌声が聞こえてきて、微笑ましく感じています。

 

 

 

4歳児

・先日、外遊びをしていたら大きな大きなバッタを発見しました。あまりの大きさとジャンプ力に驚いて後ずさりした子もいましたが、お部屋に戻って昆虫図鑑を見て何というバッタだったのかを調べていました。『トノサマバッタだ!』と図鑑から見つけると、子どもたちは大興奮。それから毎日トノサマバッタ探しをしていますよ。

・「どんぐりの中にも虫が住んでいるんだよ」というお話をすると、「どうやって暮らしているの?」と驚いていた子どもたち。どうにかして中に住んでいる虫を探そうとするのですが、なかなか見つかりません。「どんぐりありすぎるから、虫さんもどこに住もうか困っちゃうんじゃない?」と子ども同士で話をしていてとてもかわいらしかったです。

・朝の外遊びは少し寒い季節になってきました。子どもたちは、走り回っていて寒さなんて感じられない様子。最近は、みんなで「だるまさんがころんだ」をすることが楽しいようです。少しずつ『クラスみんなで』の遊びが楽しめるようになってきましたよ。

 

 

5歳児

・『先生、さむーい!』と言われたので、「寒いときは、体をくっつけておしくらまんじゅうすると温かいよ。」と、伝えると朝の外遊びでは毎日のようにくっついておしくらまんじゅうをしている女の子たち。『本当にあったかいね♪』とぎゅっとくっついている様子がとてもかわいいですよ。

・年長になり、園庭にいる虫たちの事にもだいぶ詳しくなってきた男の子たち。「ちょうちょよりトンボが増えてきたから秋だね!」「さっきバッタ見つけたから秋だよ!」と、外にいる虫たちを見て季節を感じられるようになってきたようです。さすが年長さんですね。

・先日収穫したさつまいもが、どんな味だったのかをみんなで話しました。「すっごく甘かった!」「お菓子みたいな味がした!」「最高だった!」など、各々感想を教えてくれました。自分たちで収穫したさつまいもだったので、格別においしかったのかもしれませんね♪一人ひとり、感想がしっかりしていて成長を感じましたよ。

 

 

行事予定の文例

先述したように10月は比較的行事も少ないかもしれません。何か園行事がある場合には、日時・時間・準備物を分かりやすく書くようにしましょう。また、ルールがある場合は先に書いておき保護者に目を通してもらっておくことが必要です。分かりやすく、はっきりとした記載を心がけましょう。

ハロウィーン

・10月31日は園でハロウィンパーティをします。簡単な仮装をして「トリックオアトリート!」と職員室や給食室に行く予定です。

時間は9:30~10:30です。仮装は、園でポリ袋を使った洋服を製作したためご家庭から準備していただくものはありません。

ポリ袋で作った服を上から着ますので、当日は動きやすい服装で登園させてください。

華美な髪飾りは、怪我に繋がりますのでお控えください。

 

 

 

食育の文例

秋は『食欲の秋』とも言われています。今回は、食育に関しての文例もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

秋の魚を食べよう

・秋は、食べ物がおいしい季節ですね。りんごや梨、ぶどうやさつまいも、カボチャなど子どもたちが大好きな甘い野菜や果物が盛りだくさん!ですが、秋と言えばお魚もおいしいですよね。子どもたちの中には魚が苦手な子も少なくありません。ですが魚には栄養がたっぷり!!秋の魚と言えば・・・『サンマ』や『サケ』です。魚の中でも、食べやすい種類ではないかと思います。ぜひ、食卓の中でサンマやサケを出してみて下さいね。その時は、「秋に美味しい魚なんだよ」と伝えてあげてください。魚を食べると“頭が良くなる”と昔から言われています。ぜひとも、秋の魚を食べて季節を感じてもらいたいと思います。

 

まとめ

いかがでしたか?10月の園だよりの参考にしていただけると嬉しいです。行事が少ない月は、子どもたちの様子やエピソードをどんどん伝えてみて下さいね。保護者との信頼関係が深まる大きなチャンスですよ!