3歳・4歳・5歳児におすすめ!秋の製作アイデア!
風が涼しくなってきて、季節は秋へと変わり始めていますね。プール遊びや水遊びも終わり、外のお散歩が気持ち良い時期です。お散歩に行くと、どんぐりや松ぼっくり、落ち葉など落ちていたり、バッタやトンボなどの虫を見かけるようになってきていませんか?子どもたちは宝物を見つけたように夢中で集めたり、虫取り網を持ってきて捕まえている事でしょう。
秋は、身近なものを使って製作をするのに最も適している時期です。自分たちで拾って来たものや実際に目で見たものを製作することは子どもたちにとっても感性が豊かになり、さらに周りに目を向けられるきっかけにもなるのです。今回は、3歳・4歳・5歳児さんにおすすめの秋の製作アイディアをいくつかご紹介します♪
秋と言えばどんぐり!遊びながら工作!
秋になり子どもたちが公園や園庭で一生懸命集めているのは「どんぐり」ですよね。どんぐりは、製作の材料にもぴったりです!
ただし、どんぐりの中には虫がいますので、製作で使用する際は煮沸を行い、数日乾かしてから使用するようにしてくださいね。濡れたままだと腐ってしまうこともあります。幼児クラスの子どもたちでも、気持ちが高揚すると思わず口に入れてしまったりする可能性も否定できません。事前準備としてひと手間ではありますが、安全確保は保育士として必須ですので、怠らないようにしましょう。
このようにどんぐりは、様々な作品やおもちゃに変身することが出来るのですよ。ただ集めることも楽しいですが、集めたどんぐりで何かを作れるということを子どもたちに伝えられると更に『秋』を楽しめるかもしれないですね。
【保育園・幼稚園】3歳児向け!10月にオススメの製作!
3歳児さんは、少しずつハサミやのり付けなど道具を使った簡単な製作がある程度一人でできるようになってきた頃かと思います。一斉指導で製作を行い、話を聞けているかや、理解しているのかの様子を見ていくと良いでしょう。まだまだハサミに不慣れな子やのりの感触を嫌がる子もいるかと思いますので、その子に対してどの程度サポートしていくのかも考えておくと良いですね。
また、カボチャの折り紙や、きのこの折り紙、きつねの折り紙などは工程も少なく折りやすいのでこの時期の折り紙製作にはちょうど良い難易度ではないでしょうか。
【保育園・幼稚園】4歳児向け!10月にオススメの製作!
4歳児さんは、ハサミ、のりの他にも絵の具など多少難易度が高いことにも挑戦し始めても良い頃です。「今日はいつも5歳のお兄さんたちが使っている道具を使うよ~!」と導入すると、子どもたちの張り切り度ややる気も変わってくるかもしれません。子どもたちは自分たちより大きい子たちに憧れを抱くものです。「お兄さんに近づいている!」という経験が増えると成長のきっかけにもなるのではないかと思います。
4歳児クラスは、声を掛け過ぎないことも大切です。子どもたちが不安にならない程度に必要最低限な声掛けで製作に集中できるような環境を配慮していきましょう。また、コーヒーフィルターで絵の具でにじみ絵をして、乾いたらじゃばら折をして下をホチキスで止め開いて『もみじ』を作るのも秋らしくて楽しいでしょう。にじみ絵で様々な色が混ざる不思議さと、きれいな作品が出来る楽しさを味わえるでしょう。
【保育園・幼稚園】5歳児向け!10月にオススメの製作!
5歳児さんの10月の制作は、難易度が高いものでも十分できるでしょう。ハサミを使った製作をするにしても、切る形を自分で書いてもらうというところから始めることもできます。この時期は、製作に対して得意不得意がはっきりしてくる時期でもあります。製作に対してマイナスな感情を抱いている子もいると思いますので、その子に対してはイメージを共有できるような声掛けをしたり、少しヒントになるような言葉掛けをしたり、自分の力で製作できたという経験を味わうための配慮ができると良いですね。製作期間も、日程に余裕があるようでしたら、1日で終わらせるのではなく、工程が何段階かあり、数日かけて完成させられるような作品になると自信や達成感を深く味わうことができるのではないかと思います。
切り紙でコスモスのような花を作るのも良いですね。折り紙でたぬきや花や果物などを折り、画用紙に貼り、そこに色を塗ったり絵を書き足したりしてそれぞれの思い思いの『秋』を表現してもらうという製作方法も想像力が膨らみ、個々の秋に対するイメージ像が分かり、楽しいのではないでしょうか。5歳児の製作では『自分で考えながら製作できるか』をテーマにどんな制作をするか考えていくと良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?秋は、製作のヒントになるものがたくさん溢れています。子どもたちが四季を感じられるように製作の中でも様々な『秋』を取り入れてみてくださいね。幼児クラスは、出来ることが増え製作の幅もぐんと広がります。子どもたちが今何に興味があるのかを日々の保育の中でリサーチしながら、クラスにぴったりの製作ができると良いですね。