保育園の発表会といえば、子どもたちの成長を感じる特別な行事のひとつ。
会場いっぱいに響く歌声や笑顔に、思わず涙ぐむ保護者も多いのではないでしょうか。
とはいえ、「どんな歌を選べばいい?」「年齢に合う曲が知りたい」という保育士さんの声もよく聞かれます。
この記事では、保育園の発表会におすすめの歌15選を年齢別に紹介しながら、選曲のコツや練習のポイントも解説します。
保育園の発表会にぴったりな歌とは?

子どもが楽しめる“わかりやすいメロディー”がポイント
発表会の歌選びで大切なのは、子どもたちが自然と口ずさめるメロディーであること。
歌いやすいテンポや音域を意識して選ぶことで、自信をもってステージに立てます。
また、繰り返しの多い歌詞や覚えやすいリズムの曲は、練習の時間が限られていても取り組みやすいです。
会場が盛り上がる!振り付き・手話ソングもおすすめ
歌に動きを加えることで、見ている保護者も楽しめます。
特に「ジャンボリミッキー!」や「エビカニクス」など、振り付きの楽曲は子どもたちの表情も生き生きとし、会場全体が笑顔に包まれます。
発表会のテーマや季節に合わせて選曲しよう
冬や春の発表会では、「ありがとう」「ともだち」「成長」などをテーマにした曲が人気です。
季節感や行事のテーマを意識して選ぶことで、プログラム全体に統一感が生まれます。
年齢別おすすめ!保育園発表会の人気ソング15選

0・1歳児|リズムを感じて体を動かす楽しい歌
この年齢では、歌詞を覚えるよりも音のリズムや動きを楽しむことが中心です。
保育者の歌声に合わせて手を叩いたり、体を揺らしたりするだけで十分に「表現」になります。
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ピカピカブ〜
→ NHK「いないいないばあっ!」でおなじみ。体を動かしながら楽しめる発表会の定番曲。 -
どんないろがすき
→ カラフルな画用紙やスカーフを使って色遊びに発展できる、視覚的にも楽しい一曲。 -
おもちゃのチャチャチャ
→ 保育者がピアノや楽器を鳴らしながらリズムを取ると、自然と子どもたちもノリノリに。☆『ピカプカブー』は私が実際に働いていた保育園でも演目で踊った年がありました!保護者も知っている方が多かったので、会場全体が微笑ましくノリノリになっていましたよ!
2歳児|まねっこ・手遊びを楽しむかわいい歌
2歳児は模倣やリズムあそびが上達する時期。
「できた!」という達成感を感じられる、シンプルな歌詞と振り付きの曲が最適です。
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バスにのって
→ 「ゴーゴー!」の掛け声で会場も一体に。体を揺らす動作が楽しく、元気いっぱいのステージに。 -
はたらくくるま
→ 乗り物好きな子が夢中になる一曲。パネルや帽子を使って“車ごっこ”の演出をしても◎。 -
パンダうさぎコアラ
→ 簡単な振りがあり、表情豊かに発表できる可愛い歌。2歳児の発表会にぴったり。☆『バスにのって』はごっこ遊びとして、絵本『おべんとうバス』と組み合わせて取り入れた事がありました。子どももバスに乗る真似をしていたのが可愛らしかったです!
3歳児|みんなで歌って会場を盛り上げる元気ソング
3歳児はグループ活動を意識し始める時期。
友だちと声を合わせることの楽しさを感じられる曲を選びましょう。
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ジャンボリミッキー!
→ 人気ディズニーソング。ダンス付きで保護者も一緒に踊りたくなる一曲。 -
エビカニクス
→ おなじみのリズム体操ソング。簡単な動きで舞台映えするため、発表会の導入にも最適。 -
にじ
→ 優しいメロディーと前向きな歌詞が人気。子どもたちが感情を込めて歌える成長曲です。☆『ジャンボリーミッキー』は子ども達にも大人気!ノリノリで踊っていたので、発表会後もずっと保育室で踊っていました。(笑)
4歳児|友だちと協力して歌う感動ソング
年中児は、言葉や感情表現が豊かになり始める時期。
メッセージ性のある歌を通して、“心を込めて歌う”経験を大切にしましょう。
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ともだちになるために
→ 保育園の定番合唱曲。手話を交えた演出にもぴったりです。 -
世界中の子どもたちが
→ 明るく伸びやかなメロディーで、ステージ全体が温かい雰囲気に。 -
手のひらを太陽に
→ 生きる喜びや命の尊さを感じられる曲。元気な声を合わせて歌うと感動的な一幕に。☆『世界中の子どもたちが』を実際に歌った年があったのですが、発表会当日感動して保護者だけでなく私も泣いてしまったのも思い出です。(苦笑)
5歳児|成長を感じる心温まる発表会ソング
年長クラスでは、子どもたちの成長や旅立ちの気配が感じられる時期。
力強く、感情を込めて歌える曲が人気です。
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勇気100%
→ 「やってみよう!」というメッセージが、卒園前の子どもたちにぴったりの一曲。 -
世界がひとつになるまで
→ 協力や友情をテーマにした感動曲。合唱アレンジにすると発表会の締めにも最適。 -
にじのむこうに
→ 希望にあふれた明るいメロディーで、最後を飾るステージにぴったりです。☆年長児は歌+手話などにすると感動アップです。どの曲を歌っても子ども達の思いがのっているのでじーんとくるものがありました。
発表会の歌を選ぶときのポイント

子どもの成長やクラスの雰囲気に合った曲を選ぼう
発表会の目的は「上手に歌うこと」ではなく、子どもたちの成長を感じてもらうこと。
クラスの雰囲気や子どもたちの得意な活動に合わせて、自然体で楽しめる曲を選ぶのがコツです。
振り付け・動き・演出で印象をアップ
歌の途中で簡単なダンスや手拍子を入れると、舞台が一気に華やかになります。
リボン・帽子・ポンポンなど小道具を使うと、衣装との一体感も演出できます。
ピアノ伴奏の難易度も確認しておくと安心
発表会の準備で意外と見落としがちなのが、伴奏の弾きやすさ。
練習時間が限られている場合は、テンポが安定しやすい曲を選ぶのもポイントです。
発表会で歌をもっと楽しむ工夫

歌詞の意味を子どもたちと一緒に考える
ただ歌うだけでなく、歌詞の意味を子どもと共有することで表現力が深まります。
「どういう気持ちで歌うのかな?」と問いかけると、声や表情にも変化が生まれます。
日常保育から少しずつ練習を取り入れる
本格的な練習を始める前に、朝の会や帰りの会で自然に歌う時間を設けると、無理なく覚えられます。
子どもたちが自信を持てるよう、繰り返しの中で楽しさを育てましょう。
小道具・衣装でステージを華やかに演出
衣装や小物は「子どもたちが主役」であることを意識してシンプルに。
カラフルな帽子や名札をつけるだけでも一気に舞台が明るくなります。
まとめ|歌の力で“笑顔あふれる発表会”をつくろう
発表会は、子どもたちの成長や頑張りを保護者に伝える大切な機会。
大切なのは、完璧に歌うことよりも「楽しく表現すること」です。
笑顔で声を合わせる姿に、保育者や家族が感動する——
そんな時間をつくるために、子どもたちの「今の姿」に寄り添った選曲を心がけましょう。