<3歳児、4歳児、5歳児>秋の製作遊びを行うねらい
幼児クラスとなると、制作の幅も広がります。ハサミやのりを使えるようになったり、自分なりに工夫するようになったり、『製作』という活動を自ら楽しめるようになるのです。
幼児さんと製作を行うときには、「今日は〇〇を作るよ」と提案するだけではなく、「みんなの知ってる『秋』はあるかな?」と、子どもたちが想像を膨らませたり、身近なものから四季を感じられるような声掛けの『導入』を大切にしましょう。お散歩に行ったときに「秋を探してみよう!」と子どもたちの感性を刺激するような関わりも良いですね。子どもたちが「季節は秋なんだ」と感じることが出来れば、秋の制作遊びももっと深まるでしょう。
また、制作を通して季節の変わり目を感じられたり、秋の次は冬だねと四季を知ることが出来ると子どもたちも更に大きく成長していきますね。「作る」ことがノルマではなく、「秋を楽しむ」ことが製作あそびの根本です。
今回は、幼児編。秋は敬老の日や体育の日などもありますので、それにちなんだ製作も良いですね。
9月は敬老の日!贈る手作りはがきアイデア集
9月19日(月)は、敬老の日です。コロナ禍で、以前の様に大好きなおじいちゃんおばあちゃんに頻繁に会えなくなってきている昨今。製作として大好きな気持ちを込めてはがきを作り、本当に送れるようにしてはどうでしょう。子どもたちも自分の作ったものが直接届き、喜んでもらえるという経験は自信にも繋がります。相手を思う心も育ちます。5歳児さんは、実際に作ったはがきをみんなでポストに投函に行くというところまで行ってみるのも良いかもしれませんね。
はがきのアイディアとしては、3歳児さんは顔写真を貼り、周りにシールを貼ったり、折り紙の犬や猫など簡単に折れる折り紙を製作して貼り、さほど工程が多くないものが良いのではないかと思います。
4歳児さんは、おじいちゃんおばあちゃんの顔を描いてあげると喜ばれるのではないでしょうか。はがきに絵の具で薄く色をつけるということをするのも良いかもしれませんね。
5歳児さんは、自分の名前や一言を字で書いて送ると良いでしょう。
また、顔を描いたり、折り紙を貼ったり、自分が『送りたい』と思うものを製作するという、『自分で工夫する』というように展開させると良いかと思います。子どもたちが使いそうな材料をある程度用意しておいて、あとは子どもたちに任せるという『見守る保育』というのも5歳児のこの時期には必要です。ですが、得意不得意はありますので、不安そうにしている子がいたときには一緒に考えたり、その子の得意なことを引き出したり配慮しましょう。
9月の保育園の製作!3歳児・4歳児・5歳児が楽しめる秋の製作アイデア!
では、秋を感じることが出来る製作のアイディアを年齢ごとにご紹介します。秋を感じられるものは食べ物や虫、草花にもたくさんありますよ!
秋ぽさっを取り入れて、3歳児・4歳児・5歳児が夢中になる製作活動をしよう
先述しましたが、「秋と言えば何かな?」と子どもたちに聞くと、「ぶどう!」「葉っぱ!」「とんぼ!」など、様々なものが出てくるでしょう。導入として秋を感じられる絵本を読むのも良いですね。秋は、身近に色々な形で存在します。子どもたちが『秋』に対して興味を持つことで製作活動にもさらに意欲を持つことが出来ます。子どもたちが生き生きと製作活動ができるように導入を工夫していきましょう。
9月製作!3歳児編
3歳児さんはクレヨンの使い方やのりの使い方が分かるようになったり、折り紙も1回折りや2回折りなど基本的なところは折れる様になってきています。手先もある程度自由に使えるようになってきている頃ですが、個人差は大きいです。全体で製作を行っても良い頃ですが、配慮は必要です。
折り紙できのこやきつねなど簡単なものを折って、画用紙に貼り、クレヨンで装飾するというのも良いでしょう。自由に表現することで『楽しい!』という気持ちが芽生えます。書けるものはまだ線や丸だったりしますが、子どもたちは意味のあるものを書いています。「何を描いたの?」と聞いて、文字で細くして挙げると家に持ち帰ったときや園に飾る時に見る人も楽しくなったり、子どもたちの考えていることが分かって良いかと思います。何を描いたか聞く際は、「とっても上手だね!」「秋だね~!」と肯定的な声掛けを心がけてくださいね。
9月製作!4歳児編
4歳児さんは、道具の使い方も一通り覚えて、ハサミもある程度使えるようになってくる頃です。手先も器用になってくる頃ですが、実はこの時期がケガも多いので気を付けましょう。慣れが出てくると、ハサミを持ったまま立ち歩いたり、自分の指を傷つけたりする可能性もあります。製作の前には毎回必ず『お約束』を確認するようにしましょう。
秋の味覚の野菜を使って、『野菜スタンプ』をすると楽しいかもしれません。じゃがいもやさつまいも、オクラ、レンコンやカボチャなどを切ってスタンプ台に置き、スタンプにして各自画用紙に貼っていきます。「野菜の顔はこんな顔なんだ!」と、食に対する興味が持つきっかけにもなります。じゃがいもは丸い形だったり、オクラは星の形に見えたり、新しい発見もしてとても楽しい時間になりますよ!野菜ごとにスタンプの色を変えると、違いもはっきりと分かり、押す楽しさが倍増するでしょう。
9月製作!5歳児編
5歳児さんは、たくさんの制作活動を重ねてきたことで、自分なりに一工夫が入れられるようになってくる頃です。テーマを決めて自由に作ってもらうということもできるようなってきます。
例えば、テーマを『秋の食べ物』にして、折り紙でりんごを立体的に作っても良し、画用紙に絵の具でさつまいもを描いても良し、粘土でぶどうを作っても良しと、ある程度道具や材料を揃えておいて子どもたちの発想に任せることが出来るのも5歳児ならではです!もちろん、得手不得手が明確になってくる時期でもありますので、個々への配慮や、制作時間をどれくらいとるのかなどクラスによって考えていく必要はあります。
また、竹とんぼやけん玉、ぶんぶんごまなど、実際に作ったもので遊べる製作もこの時期には良いでしょう。昔ながらのおもちゃを作って敬老の日に祖父母にプレゼントするというのも良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?幼児さんは、制作の幅も広がり、子どもたちが自分で「楽しむ」ということが出来る様になってくる頃です。また、子どもたちの中から出てくるアイディアから製作につなげることもできるようになってきます。子どもたちの普段の様子を見ながら、子どもたちにぴったりな『製作』を考えてみてくださいね♪