節分行事で「出し物」を行う保育のねらい

2月の行事として多くの保育園で行われる節分。豆まきのイメージが強い行事ですが、出し物を取り入れることで、子どもたちが節分をより楽しく、分かりやすく体験できます。
節分を楽しく理解するための導入として
節分は「鬼」「豆まき」「福」という言葉は知っていても、その意味まで理解するのは幼児にとって難しいものです。そこで、出し物を通して節分の雰囲気を感じたり、簡単な言葉で由来に触れたりすることで、行事への興味や理解が深まります。
いきなり豆まきを始めるのではなく、出し物を導入として行うことで、子どもたちの気持ちを落ち着かせ、行事への期待感を高めることができます。
行事を通して育てたい子どもの姿
節分の出し物では、「見る」「聞く」「参加する」といった経験を通して、集中力や表現力、友だちと一緒に行事を楽しむ気持ちが育ちます。
また、鬼が登場する出し物では、怖い気持ちを乗り越えようとする姿や、友だちを応援する姿も見られます。
こうした姿を温かく受け止めることが、行事保育の大切なねらいです。
怖がらせない節分行事を意識するポイント
節分行事で特に配慮したいのが「怖さ」です。鬼の存在を強調しすぎると、不安が大きくなってしまう子もいます。
出し物の中では、「やさしい鬼」「泣き虫鬼」など、親しみやすい設定にしたり、保育士が声をかけながら進めたりすることで、安心感を持って参加できるようにしましょう。
※ちなみに私が以前働いていた保育園では、保護者の方から「子どもを怖がらせるような節分会はしないでほしい。」とご意見をいただいた事があり、翌年以降の節分会は大人の鬼が出ない形で行っていました。
節分の定番!保育園で人気の出し物アイディア
節分にちなんだ手遊び・ふれあい遊び

節分行事の出し物として取り入れやすいのが、節分をテーマにした手遊びです。
「おにのパンツ」などの歌に合わせた手遊びは、年齢を問わず楽しめます。
保育士が前に出て見本を見せることで、未満児クラスでも自然と体を動かすことができ、行事の導入としてぴったりです。
節分クイズ・〇×クイズで楽しく参加

幼児クラスにおすすめなのが、節分クイズや〇×クイズです。
「節分の日にまくのは何でしょう?」「鬼が苦手なものは?」など、簡単な内容にすることで、子どもたちが積極的に参加できます。
正解・不正解にこだわりすぎず、「考えることを楽しむ」雰囲気づくりを意識しましょう。
パネルシアター・ペープサートの出し物

視覚的に分かりやすいパネルシアターやペープサートは、保育園の節分出し物として定番です。
鬼や福の神、豆などのキャラクターを登場させることで、物語として節分を伝えることができます。
ストーリーは短く、テンポよく進めるのがポイントです。
節分の由来がわかる簡単なお話

幼児クラスでは、「どうして豆をまくの?」という疑問を持つ子も増えてきます。
出し物の中で、「悪いものを追い出すため」「元気に過ごすため」など、分かりやすい言葉で節分の由来を伝えましょう。
難しい説明は避け、イラストや実物を使うと理解しやすくなります。
年齢別に楽しめる節分の出し物アイディア

未満児クラス向け|見る・まねする出し物
0〜2歳児クラスでは、「見る」「まねする」ことを中心にした出し物がおすすめです。
手遊びや簡単な踊り、保育士によるパネルシアターなど、安心して参加できる内容を選びましょう。
鬼の登場は控えめにし、遠くから見せるなど、子どもの様子に合わせて調整することが大切です。
幼児クラス向け|参加型で盛り上がる出し物
3〜5歳児クラスでは、クイズや掛け合いのある出し物が盛り上がります。
「みんなの心の中にはどんな鬼がいるかな?」と問いかけながら進めることで、自分事として節分を捉えられるようになります。
簡単なセリフを子どもに言ってもらうなど、参加型にするのもおすすめです。
異年齢で楽しむ節分の出し物工夫
異年齢保育の場合は、年上の子が年下の子をリードできる出し物を取り入れましょう。
クイズの答えを一緒に考えたり、手遊びを教えてあげたりする姿は、行事ならではの成長の場面になります。
保育園の節分行事を盛り上げる演出アイディア

鬼の登場を怖くしすぎない工夫
鬼役の保育士は、声のトーンや動きを意識することで、怖さを和らげることができます。
「悪いことはしないよ」「みんなと仲良くなりたいんだ」など、セリフを工夫するのも効果的です。
子どもたちの反応を見ながら、無理に進めないことが大切です。
☆全身を鬼にするのではなく、首から下だけ鬼の格好にして職員の顔が見えるようなお面に変更するのもおすすめです。見た目の雰囲気で怖がってしまう子どもも、顔を見て「なんだ~。」と安心していた表情を今でも覚えています。
豆まき前後に取り入れたい出し物
豆まきの前に出し物を行うことで、行事の流れがスムーズになります。
また、豆まき後に「鬼さんと仲直りする」出し物を入れることで、安心して行事を終えることができます。
最後は笑顔で終わる構成を意識しましょう。
写真映え・思い出に残る出し物のポイント
衣装や小道具を少し工夫するだけで、行事の雰囲気がぐっと高まります。
写真撮影を意識した配置や時間を設けることで、保護者にも行事の様子が伝わりやすくなります。
まとめ|節分の出し物は子どもに合わせて楽しもう
保育園の節分行事は「楽しい」がいちばん
「節分 保育園 出し物」は、正解を求めるものではなく、子どもたちが安心して楽しめることが何より大切です。出し物を通して、行事の雰囲気を味わい、みんなで笑顔になれる時間を作りましょう。
クラスに合った出し物で節分を成功させよう
年齢や子どもたちの姿に合わせて出し物を選ぶことで、節分行事はより充実したものになります。
無理のない計画で、保育士も子どもも楽しめる節分を目指しましょう。