いもと ようこ(本名:井本 蓉子、1944年10月20日 – )さんは、絵本作家・挿絵画家です。兵庫県三木市志染町出身。
金沢美術工芸大学油絵科卒業した後、小学校教員を経て絵本の世界に入ります。その後、「風の子絵画教室」を開塾し、東京で貼り絵の個展を開きます。ちぎった和紙の貼り絵に着色する技法によって、やわらかで暖かな表情の人物や動物、植物などを描きます。創作童話の作家として活躍するほか、日本の昔話や世界の名作などの絵本の挿絵なども手がけています。出版された絵本は400冊以上。
1985年度『ねこの絵本』(講談社)、1986年度『そばのはなさいたひ』(佼成出版社)でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。引き続き、翌年から『いもとようこ うたの絵本』(講談社)で同グラフィック賞を3年連続受賞。1991年、第17回サンリオ美術賞受賞。1992年、第2回けんぶち絵本の里大賞受賞。国際的にも高く評価されている作家さんです。
いもとようこさんおすすめ絵本一覧!
優しい絵のタッチで、どこか懐かしい気持ちになる心温まる絵本をたくさん出版している『いもとようこ』さん。保育に携わっている方なら知らない方はいないのではないでしょうか。名前は知らなくても、絵を見てピンとくる方もいると思います。
今回は約400冊以上出版されている、いもとようこさんの名作絵本の中から、いくつかおすすめの絵本をご紹介致します!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ずっとそばに・・・
2007/11 出版社:岩崎書店
【あらすじ】
森の中で仲良く暮らしてきた動物たち。その森が人間によって開発されてしまいます。
餌がなくなってきて、とうとうくまさんはみんなのかわりに里まで出ていくことに。
- かわいらしい表紙の絵本ですが、内容はとても考えさせられる絵本です。
動物を思いやる心・環境についてを親子で一緒に話してみてくださいね。
ぼくはきみがすき
1991/6/1 出版社:至光社
【あらすじ】
ぼくはきみがすき!好きだから追っかけたり、待ちぶせしたり。だけど…。
好きになるってとても暖かくてすてきなことだと気づかせてくれる一冊。
- 物語的な絵本ではなく、どちらかというと詩的な絵本です。
かわいらしい絵を見ながら、穏やかに読み聞かせてあげてください。
ありがとう(げんきえほん)
2002/7 出版社:岩崎書店
【あらすじ】
いなかからおばあちゃんが出てきて、にゃんたにおやつをあげますが、にゃんたは嬉しくありません。
そして、「ありがとう」もいやいや言って外に出てしまいますが…心からの「ありがとう」がいえるかな?
- 「ありがとう」という言葉の意味をお子様に伝えるのにぴったりの絵本です。
ページ数も多くなく、2歳ごろのお子様にも無理なく楽しめるようになっています。
同じシリーズに『ごめんなさい』という絵本もありますので、セットで見せても良いかもしれません。
あいうえおのえほん
2004/4 出版社:金の星社
作・よこたきよし 絵・いもとようこ
【あらすじ】
ありがとうの「あ」から「ごめんなさい」の「ん」まで、心のこもったことばの世界が広がります。
ひらがなを覚えるときに大切な筆順も、お子さんと一緒で指先でなぞってみてください。
お母さん、お父さんが“先生”です。
- 左ページにかな文字1文字と書き順・右ページにいもとさんの絵と文章が描いています。
大きくてわかりやすく、子どもたちも楽しくかな文字に親しむことができますよ。
最後にあいうえお表のページがあるのも魅力の一つです!
おむすびころりん
2007/12 出版社:金の星社
【あらすじ】
いもとようこの新シリーズスタート!いもとようこのにっぽんむかしばなし第1弾!
おじいさんの落としたおむすびは、ねずみの穴の中へ。
ねずみたちに期待され、宝物のお土産ももらって帰ります。それを聞いたとなりの欲張りじいさんは!?
- みなさんご存知の昔話、おむすびころりん。いもとさんの柔らかいタッチの絵で子どもたちもお気に入りの一冊になること間違いなし!
内容も繰り返しがありわかりやすいので、何度も「読んで!」と言われる絵本になるかもしれません。
やさいのおしゃべり
2005/5 出版社:金の星社
作・泉なほ 絵・いもとようこ
【あらすじ】
「ぼく、すてられちゃうのかな…」ある日、れいちゃんは冷蔵庫の中でくさりかけて悲しそうにしている野菜の声を聞きました。
キュウリ嫌いのれいちゃんは…。食育の心も育める抱腹絶倒の本!
- 「使ってもらえるのかな?捨てられちゃうのかな?」と、いろいろな野菜たちが冷蔵庫の中で会話しているお話しです。
自分の家の冷蔵庫でももしかして…とお子様にも思ってもらえるかもしれません。
食に関して興味を持つきっかけとなる絵本になりますよ。
まとめ
いかがでしたか?子どもたちの感性が豊かになる絵本がたくさんあります。
大人が読んでも思わずホロリとする絵本も…。
お子様の年齢や成長段階に合った絵本を選んでみてくださいね♪